Talk:Suzumiya Haruhi:Volume1 Chapter5

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Page 161

第五章

週明け、そろそろ梅雨を感じさせる湿気を感じながら登校すると着いた頃には今までにも増 して汗みずくになった。誰かこの坂道にエスカレータを付けるという公約を掲げて選挙に出る 奴はいないものか。将来選挙を得たときにそいつに投票してやってもいい。

教室で下敷きを団扇代わりにして首元から風を送り込んでいたら、珍しく始業の鐘ギリギリ にハルヒが入ってきた。

どすりと鞄を机に投出し、

「あたしも扇いでよ」

「自分でやれ」

ハルヒは二日前に駅前で別れたときまったく変化のない仏頂面で唇を突き出していた。最 近マツな顏になったと思っていたのに、また元に戻っちまった。

「あのさ、涼宮。お前『しあわせの青い鳥』って話知ってるか?」

「それが何?」