Difference between revisions of "Tomoyo After:SEEN1814"
Jump to navigation
Jump to search
Karmainall (talk | contribs) |
|
(One intermediate revision by one other user not shown) | |
(No difference)
|
Latest revision as of 04:37, 21 June 2010
Text[edit]
// Resources for SEEN1814.TXT // #character '管理人' #character 'Manager' // #character '朋也' #character 'Tomoya' // #character '鷹文' #character 'Takafumi' // #character '智代' #character 'Tomoyo' // <0000> \{管理人}「暇でしょ?」 <0000> \{Manager}「暇でしょ?」 // <0001> \{朋也}「そりゃ確かに暇なんだが…」 <0001> \{Tomoya}「そりゃ確かに暇なんだが…」 // <0002> 毎日ぶらぶらしていれば、否定もできない。 <0002> 毎日ぶらぶらしていれば、否定もできない。 // <0003> \{管理人}「一宿一飯の恩義って言うじゃない」 <0003> \{Manager}「一宿一飯の恩義って言うじゃない」 // <0004> \{朋也}「わかったよ。直せばいいんだろ?」 <0004> \{Tomoya}「わかったよ。直せばいいんだろ?」 // <0005> 持ち込まれたのはどれも旧式の電化製品ばかり。 <0005> 持ち込まれたのはどれも旧式の電化製品ばかり。 // <0006> \{管理人}「これと、これなんか使えると助かるのよね」 <0006> \{Manager}「これと、これなんか使えると助かるのよね」 // <0007> 管理人はぽんぽんと、机に置かれた家電を示した。 <0007> 管理人はぽんぽんと、机に置かれた家電を示した。 // <0008> 外見は綺麗なミキサーとビデオデッキ。 <0008> 外見は綺麗なミキサーとビデオデッキ。 // <0009> だが、どちらもスイッチを入れても反応がまったくない。 <0009> だが、どちらもスイッチを入れても反応がまったくない。 // <0010> 使えるかどうかわからないが、ひとつずつ試してみることにした。 <0010> 使えるかどうかわからないが、ひとつずつ試してみることにした。 // <0011> \{朋也}「しかし、交換部品のないところで直すのって、ものすごく面倒だな…」 <0011> \{Tomoya}「しかし、交換部品のないところで直すのって、ものすごく面倒だな…」 // <0012> 作業場の倍以上の時間をかけて故障部分を見つけても、そこからが問題だ。 <0012> 作業場の倍以上の時間をかけて故障部分を見つけても、そこからが問題だ。 // <0013> 生きている定格のヒューズやコンデンサを、もう使わない基板から探してこなければならない。 <0013> 生きている定格のヒューズやコンデンサを、もう使わない基板から探してこなければならない。 // <0014> ヒューズは見れば使えるかどうかわかるが、コンデンサは曲者だ。 <0014> ヒューズは見れば使えるかどうかわかるが、コンデンサは曲者だ。 // <0015> 液漏れや肥大してれば壊れてるのがわかるが、一見して大丈夫そうでも使えなかったりする。 <0015> 液漏れや肥大してれば壊れてるのがわかるが、一見して大丈夫そうでも使えなかったりする。 // <0016> また、交換部品を探すのにもゴミの山まで行かないといけない。 <0016> また、交換部品を探すのにもゴミの山まで行かないといけない。 // <0017> それも結構手間な作業だ。 <0017> それも結構手間な作業だ。 // <0018> \{朋也}「…あー、これもダメか」 <0018> \{Tomoya}「…あー、これもダメか」 // <0019> 俺はぼやきながら、作業に没頭した…。 <0019> 俺はぼやきながら、作業に没頭した…。 // <0020> \{鷹文}「にぃちゃんっ」 <0020> \{Takafumi}「にぃちゃんっ」 // <0021> 鷹文が慌てた様子で駆けてくる。 <0021> 鷹文が慌てた様子で駆けてくる。 // <0022> なんとなく事態の予想はついた。 <0022> なんとなく事態の予想はついた。 // <0023> \{鷹文}「ごめんっ、目を離した隙にねぇちゃんがいなくなった」 <0023> \{Takafumi}「ごめんっ、目を離した隙にねぇちゃんがいなくなった」 // <0024> \{鷹文}「どうしよう」 <0024> \{Takafumi}「どうしよう」 // <0025> \{朋也}「家に帰っただけだろ」 <0025> \{Tomoya}「家に帰っただけだろ」 // <0026> \{鷹文}「やっぱり…そうかな」 <0026> \{Takafumi}「やっぱり…そうかな」 // <0027> \{朋也}「俺たちの説得が無理だとわかったんだから、もうここに残る必要はない」 <0027> \{Tomoya}「俺たちの説得が無理だとわかったんだから、もうここに残る必要はない」 // <0028> \{朋也}「それだけの話だよ」 <0028> \{Tomoya}「それだけの話だよ」 // <0029> \{鷹文}「で…にぃちゃんは何してんの」 <0029> \{Takafumi}「で…にぃちゃんは何してんの」 // <0030> \{朋也}「また修理を頼まれて」 <0030> \{Tomoya}「また修理を頼まれて」 // <0031> \{鷹文}「そ…」 <0031> \{Takafumi}「そ…」 // <0032> \{鷹文}「手伝うよ」 <0032> \{Takafumi}「手伝うよ」 // <0033> \{鷹文}「今からねぇちゃん追いかけても、どうすることもできないし…」 <0033> \{Takafumi}「今からねぇちゃん追いかけても、どうすることもできないし…」 // <0034> \{鷹文}「ふたりきりになっちゃったね…」 <0034> \{Takafumi}「ふたりきりになっちゃったね…」 // <0035> \{朋也}「悪いな」 <0035> \{Tomoya}「悪いな」 // <0036> \{鷹文}「いいよ」 <0036> \{Takafumi}「いいよ」 // <0037> 大量の汗でシャツを体に貼りつかせながらも、笑って応えたくれた。 <0037> 大量の汗でシャツを体に貼りつかせながらも、笑って応えたくれた。 // <0038> ここにいる間の時間をそうして鷹文と献身的に過ごした。 <0038> ここにいる間の時間をそうして鷹文と献身的に過ごした。 // <0039> バッドエンド <0039> バッドエンド // <0040> そして今日、俺の夏休みが終わる。 <0040> そして今日、俺の夏休みが終わる。 // <0041> 結局この旅はなんだったのだろう…。 <0041> 結局この旅はなんだったのだろう…。 // <0042> 最初はともを手放した理由を知ることだった。 <0042> 最初はともを手放した理由を知ることだった。 // <0043> 目的は果たした。 <0043> 目的は果たした。 // <0044> けど、納得はいかないままだ。 <0044> けど、納得はいかないままだ。 // <0045> けど、どうすることもできなかった。 <0045> けど、どうすることもできなかった。 // <0046> けど、けど… <0046> けど、けど… // <0047> ぐるぐるとあてのない自問自答を続けた。 <0047> ぐるぐるとあてのない自問自答を続けた。 // <0048> 町に帰り着いたのは、もう日もとっぷりと暮れた時間だった。 <0048> 町に帰り着いたのは、もう日もとっぷりと暮れた時間だった。 // <0049> \{鷹文}「お腹すいたね」 <0049> \{Takafumi}「お腹すいたね」 // <0050> \{朋也}「そうだな…」 <0050> \{Tomoya}「そうだな…」 // <0051> \{鷹文}「結局、ともはどうするの?」 <0051> \{Takafumi}「結局、ともはどうするの?」 // <0052> \{朋也}「わからない」 <0052> \{Tomoya}「わからない」 // <0053> 何も決まらなかった。 <0053> 何も決まらなかった。 // <0054> 鷹文と別れ、家路を辿る。 <0054> 鷹文と別れ、家路を辿る。 // <0055> 高地とは違い、粘り気を持った夜風に吹かれながら一歩ずつ歩く。 <0055> 高地とは違い、粘り気を持った夜風に吹かれながら一歩ずつ歩く。 // <0056> 今頃、河南子が部屋で大騒ぎしてるだろう。 <0056> 今頃、河南子が部屋で大騒ぎしてるだろう。 // <0057> 久しぶりに見るともは元気してるだろうか。 <0057> 久しぶりに見るともは元気してるだろうか。 // <0058> ふと、出掛けの言葉を思い出す。 <0058> ふと、出掛けの言葉を思い出す。 // <0059> 土産を買ってなかった。 <0059> 土産を買ってなかった。 // <0060> 仕方なく俺は、近所のスーパーでアイスを買い求めた。 <0060> 仕方なく俺は、近所のスーパーでアイスを買い求めた。 // <0061> 夏休みが終わり、河南子が帰っていった。 <0061> 夏休みが終わり、河南子が帰っていった。 // <0062> 鷹文もあまり姿を見せなくなった。もう一度陸上を始める、とだけ聞いた。 <0062> 鷹文もあまり姿を見せなくなった。もう一度陸上を始める、とだけ聞いた。 // <0063> 土曜の昼下がり、ぼんやりとしている。 <0063> 土曜の昼下がり、ぼんやりとしている。 // <0064> ともは智代の背中にもたれ、絵本を読んでいる。 <0064> ともは智代の背中にもたれ、絵本を読んでいる。 // <0065> 智代の膝を枕代わりにして、テレビを見ていている。そこで、ふと気づいた。 <0065> 智代の膝を枕代わりにして、テレビを見ていている。そこで、ふと気づいた。 // <0066> \{朋也}「…なあ、今日学校はどうしたんだ?」 <0066> \{Tomoya}「…なあ、今日学校はどうしたんだ?」 // <0067> 土曜日は午前中だけ授業のはずだ。今年から変わったのだろうか。 <0067> 土曜日は午前中だけ授業のはずだ。今年から変わったのだろうか。 // <0068> \{智代}「もういいんだ」 <0068> \{Tomoyo}「もういいんだ」 // <0069> \{智代}「私に学校はもう必要ない」 <0069> \{Tomoyo}「私に学校はもう必要ない」 // <0070> \{朋也}「行かないのか?」 <0070> \{Tomoya}「行かないのか?」 // <0071> \{智代}「…朋也がいけと言うなら行くが」 <0071> \{Tomoyo}「…朋也がいけと言うなら行くが」 // <0072> さわり、さわり、と頬を撫でられる。 <0072> さわり、さわり、と頬を撫でられる。 // <0073> \{智代}「折角の休みだ」 <0073> \{Tomoyo}「折角の休みだ」 // <0074> \{智代}「一緒にいてもいいだろう?」 <0074> \{Tomoyo}「一緒にいてもいいだろう?」 // <0075> 無邪気に微笑んでいる。 <0075> 無邪気に微笑んでいる。 // <0076> \{朋也}「…そうだな」 <0076> \{Tomoya}「…そうだな」 // <0077> 頷くしかない。 <0077> 頷くしかない。 // <0078> そのまま、智代は嬉しそうに、俺の上へと圧しかかってきた。 <0078> そのまま、智代は嬉しそうに、俺の上へと圧しかかってきた。 // <0079> 少しずつ生活が変わっていった。 <0079> 少しずつ生活が変わっていった。 // <0080> 智代が学校に行かなくなった。 <0080> 智代が学校に行かなくなった。 // <0081> 押入れに、智代の私服と下着が入るようになった。 <0081> 押入れに、智代の私服と下着が入るようになった。 // <0082> ドライヤーが新しいものに変わり、物干し場には女性ものが掛かるようになった。 <0082> ドライヤーが新しいものに変わり、物干し場には女性ものが掛かるようになった。 // <0083> 一泊が二泊になり、やがて言い方も『帰る』から『行ってくる』になった。 <0083> 一泊が二泊になり、やがて言い方も『帰る』から『行ってくる』になった。 // <0084> そして、自分から誘うようになった。 <0084> そして、自分から誘うようになった。 // <0085> 最初は昼飯を弁当から家で食べるようにしたとき。 <0085> 最初は昼飯を弁当から家で食べるようにしたとき。 // <0086> ともが幼稚園に行った朝のうちに。 <0086> ともが幼稚園に行った朝のうちに。 // <0087> おつかいを頼み、その間に。 <0087> おつかいを頼み、その間に。 // <0088> 狭い風呂へ三人で入り、ともを先に上がらせて。 <0088> 狭い風呂へ三人で入り、ともを先に上がらせて。 // <0089> 次第に緩く、浅ましく。 <0089> 次第に緩く、浅ましく。 // <0090> \{智代}「ん…」 <0090> \{Tomoyo}「ん…」 // <0091> \{智代}「んふっ…」 <0091> \{Tomoyo}「んふっ…」 // <0092> 智代が声を出さずにセックスすることを覚えた。 <0092> 智代が声を出さずにセックスすることを覚えた。 // <0093> 俺はその体を貪る。 <0093> 俺はその体を貪る。 // <0094> 汗まみれになって。 <0094> 汗まみれになって。 // <0095> カーテンの隙間から漏れる月明かり。 <0095> カーテンの隙間から漏れる月明かり。 // <0096> それに照らし出されているのは智代の白い腕。 <0096> それに照らし出されているのは智代の白い腕。 // <0097> その先は、つややかなな黒髪を撫でていた。 <0097> その先は、つややかなな黒髪を撫でていた。 // <0098> その持ち主は小さく寝息を立てている。 <0098> その持ち主は小さく寝息を立てている。 // <0099> どこまでもおだやかに。 <0099> どこまでもおだやかに。 // <0100> その隣で俺たちは貪る。 <0100> その隣で俺たちは貪る。 // <0101> どこまでも卑しく。 <0101> どこまでも卑しく。
Script Chart[edit]
June | July | August | After | Other | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1st | SEEN0701 | SEEN0801 | SEEN5000 | SEEN7910 | ||||||
2nd | SEEN0702 | SEEN5001 | SEEN7920 | |||||||
3rd | SEEN0803 | SEEN5002 | SEEN7930 | |||||||
4th | SEEN0804 | SEEN5003 | SEEN7940 | |||||||
6th | SEEN0806 | BAD END | SEEN5004 | SEEN7950 | ||||||
SEEN1806 | SEEN5005 | |||||||||
7th | SEEN0707 | SEEN0807 | SEEN5006 | |||||||
8th | SEEN0708 | SEEN0808 | SEEN5007 | |||||||
9th | SEEN0709 | SEEN0809 | SEEN5010 | |||||||
10th | SEEN0710 | SEEN1710 | SEEN0810 | SEEN5011 | ||||||
11th | SEEN0711 | SEEN0811 | SEEN1811 | SEEN2811 | ||||||
12th | SEEN0712 | SEEN0812 | ||||||||
13th | SEEN0713 | SEEN0813 | SEEN1813 | SEEN2813 | ||||||
14th | SEEN0714 | SEEN1714 | SEEN0814 | BAD END | BAD END | BAD END | BAD END | |||
SEEN1814 | SEEN2814 | SEEN3814 | SEEN4814 | |||||||
15th | SEEN0715 | SEEN1715 | SEEN0815 | |||||||
16th | SEEN0716 | SEEN1716 | SEEN0816 | |||||||
17th | SEEN0717 | SEEN0817 | ||||||||
18th | SEEN0818 | |||||||||
19th | SEEN0819 | |||||||||
20th | BAD END | SEEN0820 | ||||||||
SEEN0720 | ||||||||||
21st | SEEN0721 | SEEN0821 | ||||||||
22nd | SEEN0722 | SEEN0822 | ||||||||
23rd | SEEN0723 | SEEN0823 | ||||||||
24th | SEEN0724 | |||||||||
25th | SEEN0725 | |||||||||
26th | SEEN0726 | |||||||||
27th | SEEN0727 | |||||||||
28th | SEEN0628 | SEEN0728 | ||||||||
29th | SEEN0629 | SEEN0729 | ||||||||
30th | SEEN0630 | |||||||||
BAD END | ||||||||||
SEEN0744 |