// Resources for SEEN0804.TXT
// #character 'とも'
#character 'Tomo'
// #character '智代'
#character 'Tomoyo'
// #character '朋也'
#character 'Tomoya'
// #character '声'
#character 'Voice'
// #character '鷹文'
#character 'Takafumi'
// #character '河南子'
#character 'Kanako'
// <0000> 8月4日(水)
<0000> August 4th (Wed)
// <0001> まだ明るいうちに帰宅し、ともを連れて公園まできていた。
<0001> まだ明るいうちに帰宅し、ともを連れて公園まできていた。
// <0002> ともを自由に遊ばせて、その姿をカメラに収めることにした。
<0002> ともを自由に遊ばせて、その姿をカメラに収めることにした。
// <0003> でも、ともは智代から離れない。
<0003> でも、ともは智代から離れない。
// <0004> \{とも}「いっしょにあそばないとおもしろくないよー」
<0004> \{Tomo}「いっしょにあそばないとおもしろくないよー」
// <0005> そう言って、智代の服の裾を引っ張った。
<0005> そう言って、智代の服の裾を引っ張った。
// <0006> \{智代}「いや、私が入るわけには…」
<0006> \{Tomoyo}「いや、私が入るわけには…」
// <0007> \{朋也}「いいんじゃね?」
<0007> \{Tomoya}「いいんじゃね?」
// <0008> \{智代}「でも、それを受け取るほうの心証を考えると、だな…」
<0008> \{Tomoyo}「でも、それを受け取るほうの心証を考えると、だな…」
// <0009> \{智代}「嫌みっぽくないだろうか…」
<0009> \{Tomoyo}「嫌みっぽくないだろうか…」
// <0010> \{朋也}「ともが楽しそうだったら、そのほうがいいだろ」
<0010> \{Tomoya}「ともが楽しそうだったら、そのほうがいいだろ」
// <0011> \{とも}「そうそ、いっしょじゃないとたのしくないよー」
<0011> \{Tomo}「そうそ、いっしょじゃないとたのしくないよー」
// <0012> 何も知らないともが、無邪気に智代を誘う。
<0012> 何も知らないともが、無邪気に智代を誘う。
// <0013> \{智代}「そうか、じゃ…」
<0013> \{Tomoyo}「そうか、じゃ…」
// <0014> \{声}「どーーーーーーーーーーーんっ!!」
<0014> \{Voice}「どーーーーーーーーーーーんっ!!」
// <0015> 智代の言葉を聞き終えないうちに、背中に強い衝撃を受け、地面を転がる。
<0015> 智代の言葉を聞き終えないうちに、背中に強い衝撃を受け、地面を転がる。
// <0016> \{声}「オイコラ、誰に許可もらって、写真撮ってんだぁ?」
<0016> \{Voice}「オイコラ、誰に許可もらって、写真撮ってんだぁ?」
// <0017> ドスの利いた男の声。
<0017> ドスの利いた男の声。
// <0018> \{鷹文}「このへんはウチらが仕切ってるってこと、知らねえわけねぇよな?」
<0018> \{Takafumi}「このへんはウチらが仕切ってるってこと、知らねえわけねぇよな?」
// <0019> \{鷹文}「ルールは守らねぇと、長生きできねぇぜ? おぉ?」
<0019> \{Takafumi}「ルールは守らねぇと、長生きできねぇぜ? おぉ?」
// <0020> \{声}「うるさいねぇ、なんの騒ぎだい」
<0020> \{Voice}「うるさいねぇ、なんの騒ぎだい」
// <0021> \{鷹文}「カナさんっ」
<0021> \{Takafumi}「カナさんっ」
// <0022> \{鷹文}「実はこいつらが…」
<0022> \{Takafumi}「実はこいつらが…」
// <0023> \{河南子}「まだ年端もいかん女の子やないの。タカ、見逃してあげ」
<0023> \{Kanako}「まだ年端もいかん女の子やないの。タカ、見逃してあげ」
// <0024> \{鷹文}「それじゃあ若ぇモンにシメシが…」
<0024> \{Takafumi}「それじゃあ若ぇモンにシメシが…」
// <0025> \{河南子}「ほな、こーしよか…」
<0025> \{Kanako}「ほな、こーしよか…」
// <0026> \{河南子}「うちらも、一緒に遊ぶ…\p
<0026> \{Kanako}「うちらも、一緒に遊ぶ…\p
// <0027> それでチャラや!」
<0027> それでチャラや!」
// <0028> \{とも}「ほんとー? わーい!」
<0028> \{Tomo}「ほんとー? わーい!」
// <0029> \{朋也}「待て…そんな三文芝居のために、俺は思いきり蹴られて地面を転がったのか…」
<0029> \{Tomoya}「待て…そんな三文芝居のために、俺は思いきり蹴られて地面を転がったのか…」
// <0030> \{鷹文}「ちなみに蹴ったのは僕じゃなく、河南子だからね」
<0030> \{Takafumi}「ちなみに蹴ったのは僕じゃなく、河南子だからね」
// <0031> \{朋也}「ああ…丁寧に、どーーーん!って声が聞こえてたよ…」
<0031> \{Tomoya}「ああ…丁寧に、どーーーん!って声が聞こえてたよ…」
// <0032> \{朋也}「いつつ…」
<0032> \{Tomoya}「いつつ…」
// <0033> \{智代}「河南子の冗談は手荒いな、大丈夫か?」
<0033> \{Tomoyo}「河南子の冗談は手荒いな、大丈夫か?」
// <0034> \{朋也}「ああ、大丈夫」
<0034> \{Tomoya}「ああ、大丈夫」
// <0035> 俺は起きあがる。すでに河南子とともが競ってジャングルジムを登り始めていた。
<0035> 俺は起きあがる。すでに河南子とともが競ってジャングルジムを登り始めていた。
// <0036> \{朋也}「最初から連れてきてやってればよかっただけの話だな」
<0036> \{Tomoya}「最初から連れてきてやってればよかっただけの話だな」
// <0037> ともの笑顔を見ていると、そう思えた。
<0037> ともの笑顔を見ていると、そう思えた。
// <0038> 俺は近づいていって、シャッターを押した。
<0038> 俺は近づいていって、シャッターを押した。
// <0039> 結局どの写真にも、河南子の姿が入ることに。
<0039> 結局どの写真にも、河南子の姿が入ることに。
// <0040> 最後には、タイマーを仕掛け、5人全員が入った一枚も撮った。
<0040> 最後には、タイマーを仕掛け、5人全員が入った一枚も撮った。
// <0041> この夏の記念にと。
<0041> この夏の記念にと。