// Resources for SEEN1716.TXT
// #character '鷹文'
#character 'Takafumi'
// #character '朋也'
#character 'Tomoya'
// #character '河南子'
#character 'Kanako'
// #character '智代'
#character 'Tomoyo'
// <0000> \{鷹文}「また何か聞きたいの?」
<0000> \{Takafumi}「また何か聞きたいの?」
// <0001> \{朋也}「とりあえず田村亮子がプログラミングすることはわかった」
<0001> \{Tomoya}「とりあえず田村亮子がプログラミングすることはわかった」
// <0002> \{鷹文}「いや、しないと思うけど」
<0002> \{Takafumi}「いや、しないと思うけど」
// <0003> \{朋也}「それでゲームが作れるんだな?」
<0003> \{Tomoya}「それでゲームが作れるんだな?」
// <0004> \{鷹文}「ま、作れるっちゃ作れるけど…」
<0004> \{Takafumi}「ま、作れるっちゃ作れるけど…」
// <0005> \{鷹文}「でも、僕ひとりじゃ無理だよ」
<0005> \{Takafumi}「でも、僕ひとりじゃ無理だよ」
// <0006> \{鷹文}「その他に、少なくともグラフィッカーは要るね」
<0006> \{Takafumi}「その他に、少なくともグラフィッカーは要るね」
// <0007> \{朋也}「それは田村亮子では無理なのか?」
<0007> \{Tomoya}「それは田村亮子では無理なのか?」
// <0008> \{鷹文}「プログラマーでは無理だよ」
<0008> \{Takafumi}「プログラマーでは無理だよ」
// <0009> \{鷹文}「昔はいろんなものをひとりで兼ねてたけどさ、最近じゃ分業しなきゃ難しいね」
<0009> \{Takafumi}「昔はいろんなものをひとりで兼ねてたけどさ、最近じゃ分業しなきゃ難しいね」
// <0010> \{鷹文}「というのはハードの性能の向上のせいで…」
<0010> \{Takafumi}「というのはハードの性能の向上のせいで…」
// <0011> 続々と異国の言葉が並ぶ。
<0011> 続々と異国の言葉が並ぶ。
// <0012> だんだんと眠くなってくる…。
<0012> だんだんと眠くなってくる…。
// <0013> \{鷹文}「HAHAHAHAHA!」
<0013> \{Takafumi}「HAHAHAHAHA!」
// <0014> おわっ、また鷹文が外人になった!
<0014> おわっ、また鷹文が外人になった!
// <0015> \{鷹文}「オーウ! ツイニキマシター、ニポンキマシター」
<0015> \{Takafumi}「オーウ! ツイニキマシター、ニポンキマシター」
// <0016> \{鷹文}「テヅクリノパスポートデマンマトキマシター」
<0016> \{Takafumi}「テヅクリノパスポートデマンマトキマシター」
// <0017> それやばいだろ…
<0017> それやばいだろ…
// <0018> \{鷹文}「オーウ! ユーソニー? ソニーネ?」
<0018> \{Takafumi}「オーウ! ユーソニー? ソニーネ?」
// <0019> いや、それ人でないし…
<0019> いや、それ人でないし…
// <0020> \{鷹文}「ユー、マツシタ? マツシタネ?」
<0020> \{Takafumi}「ユー、マツシタ? マツシタネ?」
// <0021> 松下でもないし…
<0021> 松下でもないし…
// <0022> \{鷹文}「デハTOTO? ユーTOTO製デスネ?」
<0022> \{Takafumi}「デハTOTO? ユーTOTO製デスネ?」
// <0023> おまえ、わざと言ってるだろ。
<0023> おまえ、わざと言ってるだろ。
// <0024> \{鷹文}「オーウ! TOTOデシター、TOTO製デシター! HAHAHAHA!」
<0024> \{Takafumi}「オーウ! TOTOデシター、TOTO製デシター! HAHAHAHA!」
// <0025> 絶対わざとだろ。
<0025> 絶対わざとだろ。
// <0026> \{鷹文}「にぃちゃん、ちゃんと聞いてたの?」
<0026> \{Takafumi}「にぃちゃん、ちゃんと聞いてたの?」
// <0027> 話が終わっていた。
<0027> 話が終わっていた。
// <0028> \{朋也}「ああ、聞いてたとも。おまえ、わざとだろ」
<0028> \{Tomoya}「ああ、聞いてたとも。おまえ、わざとだろ」
// <0029> \{鷹文}「なんでこのひとキレかかってんだ…」
<0029> \{Takafumi}「なんでこのひとキレかかってんだ…」
// <0030> \{朋也}「なんだ、俺はTOTO製っぽいのか」
<0030> \{Tomoya}「なんだ、俺はTOTO製っぽいのか」
// <0031> \{鷹文}「いや、わけわかんないんだけど…」
<0031> \{Takafumi}「いや、わけわかんないんだけど…」
// <0032> \{朋也}「なんだ、俺は便器っぽいのか」
<0032> \{Tomoya}「なんだ、俺は便器っぽいのか」
// <0033> \{鷹文}「いや、そんなこと一言も言ってないし…」
<0033> \{Takafumi}「いや、そんなこと一言も言ってないし…」
// <0034> \{朋也}「ユー、TOTO製?」
<0034> \{Tomoya}「ユー、TOTO製?」
// <0035> \{鷹文}「いやいや」
<0035> \{Takafumi}「いやいや」
// <0036> \{朋也}「どうだ、そんなこと言われたら気分悪いだろ」
<0036> \{Tomoya}「どうだ、そんなこと言われたら気分悪いだろ」
// <0037> \{鷹文}「なんで説教っぽく言われてんだ…」
<0037> \{Takafumi}「なんで説教っぽく言われてんだ…」
// <0038> \{朋也}「ユー、TOTO製?」
<0038> \{Tomoya}「ユー、TOTO製?」
// <0039> \{鷹文}「違うよ」
<0039> \{Takafumi}「違うよ」
// <0040> \{朋也}「また公募ガイド読んでんのか?」
<0040> \{Tomoya}「また公募ガイド読んでんのか?」
// <0041> \{河南子}「うん、まぁね」
<0041> \{Kanako}「うん、まぁね」
// <0042> \{朋也}「またネーミングか?」
<0042> \{Tomoya}「またネーミングか?」
// <0043> \{河南子}「いや、今度は難易度を上げてドラマの脚本」
<0043> \{Kanako}「いや、今度は難易度を上げてドラマの脚本」
// <0044> \{朋也}「あげすぎだ…」
<0044> \{Tomoya}「あげすぎだ…」
// <0045> \{河南子}「最初のほうはもうできてるんだ」
<0045> \{Kanako}「最初のほうはもうできてるんだ」
// <0046> \{河南子}「ねーみんなー、ちょっとでいいから、みんなでやってくれない?」
<0046> \{Kanako}「ねーみんなー、ちょっとでいいから、みんなでやってくれない?」
// <0047> \{朋也}「やるってなにを」
<0047> \{Tomoya}「やるってなにを」
// <0048> \{河南子}「もちろんドラマ。ほら、配役割り振ってあるから」
<0048> \{Kanako}「もちろんドラマ。ほら、配役割り振ってあるから」
// <0049> そう言って、ノートの切れ端を各人に配る。
<0049> そう言って、ノートの切れ端を各人に配る。
// <0050> タイトルには、『名探偵とも』とある。
<0050> タイトルには、『名探偵とも』とある。
// <0051> \{河南子}「熟女探偵であるともが、闇の組織が作った薬で、子供になっちゃうの。でも頭はいいままだから、大人顔負けの推理で難事件をどんどん解決していくってお話」
<0051> \{Kanako}「熟女探偵であるともが、闇の組織が作った薬で、子供になっちゃうの。でも頭はいいままだから、大人顔負けの推理で難事件をどんどん解決していくってお話」
// <0052> \{朋也}「むちゃくちゃ聞いたことあるぞ、その話…」
<0052> \{Tomoya}「むちゃくちゃ聞いたことあるぞ、その話…」
// <0053> \{河南子}「ともが主役の子供になっちゃった探偵、で、あんたがエリート刑事、鷹文もエリート刑事、そして先輩もエリート刑事」
<0053> \{Kanako}「ともが主役の子供になっちゃった探偵、で、あんたがエリート刑事、鷹文もエリート刑事、そして先輩もエリート刑事」
// <0054> \{朋也}「なんで、そんなに配役がかぶりまくってるんだよ…」
<0054> \{Tomoya}「なんで、そんなに配役がかぶりまくってるんだよ…」
// <0055> \{河南子}「エリート刑事を出し抜くからこそ、ともの推理が光るんだよ、わかってないねー」
<0055> \{Kanako}「エリート刑事を出し抜くからこそ、ともの推理が光るんだよ、わかってないねー」
// <0056> \{朋也}「そんなものなのか…」
<0056> \{Tomoya}「そんなものなのか…」
// <0057> \{河南子}「じゃ、殺人現場に乗り込んできたところから、スタート!」
<0057> \{Kanako}「じゃ、殺人現場に乗り込んできたところから、スタート!」
// <0058> \{朋也}「警部、被害者が発見されたとき、すべてのドアと窓は内側から鍵がかかっていたそうです」
<0058> \{Tomoya}「警部、被害者が発見されたとき、すべてのドアと窓は内側から鍵がかかっていたそうです」
// <0059> \{智代}「なに? つまり、それは…」
<0059> \{Tomoyo}「なに? つまり、それは…」
// <0060> \{智代}「どういうことなんだ? さっぱりわからん おまえは何を言っているんだ?」
<0060> \{Tomoyo}「どういうことなんだ? さっぱりわからん おまえは何を言っているんだ?」
// <0061> \{鷹文}「警部、新たな情報です」
<0061> \{Takafumi}「警部、新たな情報です」
// <0062> \{鷹文}「被害者が所属していたサークルのメンバーがひとり、二日前から行方不明になっているそうです」
<0062> \{Takafumi}「被害者が所属していたサークルのメンバーがひとり、二日前から行方不明になっているそうです」
// <0063> \{智代}「なに?」
<0063> \{Tomoyo}「なに?」
// <0064> \{智代}「おまえはだれだ? まずそこがわからん」
<0064> \{Tomoyo}「おまえはだれだ? まずそこがわからん」
// <0065> \{朋也}「ちょっと待て」
<0065> \{Tomoya}「ちょっと待て」
// <0066> \{河南子}「なんだよ、いいところなのに」
<0066> \{Kanako}「なんだよ、いいところなのに」
// <0067> \{朋也}「エリート刑事、頭悪すぎね?」
<0067> \{Tomoya}「エリート刑事、頭悪すぎね?」
// <0068> \{朋也}「しかもその頭の悪さも、刑事としてというより、普通に人としてやばい感じだったぞ」
<0068> \{Tomoya}「しかもその頭の悪さも、刑事としてというより、普通に人としてやばい感じだったぞ」
// <0069> \{河南子}「そういうのは盛り上げるための演出だから許されるんだよ、わかってないなー」
<0069> \{Kanako}「そういうのは盛り上げるための演出だから許されるんだよ、わかってないなー」
// <0070> \{朋也}「そうなのか…」
<0070> \{Tomoya}「そうなのか…」
// <0071> \{朋也}「ちゃんと捜査ぐらいさせろよ。でないと、出し抜いた感じがでないぞ」
<0071> \{Tomoya}「ちゃんと捜査ぐらいさせろよ。でないと、出し抜いた感じがでないぞ」
// <0072> \{河南子}「んー、それじゃあ、こう直してみるか…」
<0072> \{Kanako}「んー、それじゃあ、こう直してみるか…」
// <0073> しばらくボールペンを手に、ノートと格闘する。
<0073> しばらくボールペンを手に、ノートと格闘する。
// <0074> \{河南子}「よし、できた。みんな、よろしく」
<0074> \{Kanako}「よし、できた。みんな、よろしく」
// <0075> \{河南子}「じゃ、殺人現場に乗り込んできたところから、スタート!」
<0075> \{Kanako}「じゃ、殺人現場に乗り込んできたところから、スタート!」
// <0076> \{智代}「密室殺人か…うーむ」
<0076> \{Tomoyo}「密室殺人か…うーむ」
// <0077> \{鷹文}「警部、こちらをごらんください」
<0077> \{Takafumi}「警部、こちらをごらんください」
// <0078> \{鷹文}「玄関のドアですが、鍵を閉めた状態でも、このように敷居との間にわずかな隙間ができます」
<0078> \{Takafumi}「玄関のドアですが、鍵を閉めた状態でも、このように敷居との間にわずかな隙間ができます」
// <0079> \{智代}「なに? つまり、それは…」
<0079> \{Tomoyo}「なに? つまり、それは…」
// <0080> \{智代}「ぺらっぺらな奴が犯人ということだな」
<0080> \{Tomoyo}「ぺらっぺらな奴が犯人ということだな」
// <0081> \{鷹文}「はい、間違いありません。犯人はぺらっぺらだと思われます」
<0081> \{Takafumi}「はい、間違いありません。犯人はぺらっぺらだと思われます」
// <0082> \{朋也}「どうした、何かわかったのか」
<0082> \{Tomoya}「どうした、何かわかったのか」
// <0083> \{鷹文}「犯人の特徴はぺらっぺらです」
<0083> \{Takafumi}「犯人の特徴はぺらっぺらです」
// <0084> \{智代}「検問を張って、ぺらっぺらな奴を洗い出せ! ぺらっぺらな奴はひとり残さずだ!」
<0084> \{Tomoyo}「検問を張って、ぺらっぺらな奴を洗い出せ! ぺらっぺらな奴はひとり残さずだ!」
// <0085> \{朋也}「ちょっと待て」
<0085> \{Tomoya}「ちょっと待て」
// <0086> \{河南子}「なんだよ、いいところなのに」
<0086> \{Kanako}「なんだよ、いいところなのに」
// <0087> \{朋也}「さっきも馬鹿だったが、こっちも相当馬鹿だと思うぞ」
<0087> \{Tomoya}「さっきも馬鹿だったが、こっちも相当馬鹿だと思うぞ」
// <0088> \{河南子}「文句ばっかでうっさい奴だな、おまえ書いてみるか!」
<0088> \{Kanako}「文句ばっかでうっさい奴だな、おまえ書いてみるか!」
// <0089> \{朋也}「いや、俺は脚本家目指してないし…」
<0089> \{Tomoya}「いや、俺は脚本家目指してないし…」
// <0090> \{朋也}「あと、推理モノだったら、もっと謎を深めろ。さっきのはネタとして安易すぎだぞ」
<0090> \{Tomoya}「あと、推理モノだったら、もっと謎を深めろ。さっきのはネタとして安易すぎだぞ」
// <0091> \{河南子}「んー、それじゃあ、こう直してみるか…」
<0091> \{Kanako}「んー、それじゃあ、こう直してみるか…」
// <0092> しばらくボールペンを手に、ノートと格闘する。
<0092> しばらくボールペンを手に、ノートと格闘する。
// <0093> \{河南子}「よし、できた。みんな、よろしく」
<0093> \{Kanako}「よし、できた。みんな、よろしく」
// <0094> \{河南子}「じゃ、殺人現場に乗り込んできたところから、スタート!」
<0094> \{Kanako}「じゃ、殺人現場に乗り込んできたところから、スタート!」
// <0095> \{智代}「ここが殺害現場か…う…これは陰惨な…吐きそうだ…あるいはつわりかもしれん」
<0095> \{Tomoyo}「ここが殺害現場か…う…これは陰惨な…吐きそうだ…あるいはつわりかもしれん」
// <0096> \{鷹文}「おめでとうございます」
<0096> \{Takafumi}「おめでとうございます」
// <0097> \{智代}「不謹慎な奴だな、おまえは。よし、捜査を始めよう」
<0097> \{Tomoyo}「不謹慎な奴だな、おまえは。よし、捜査を始めよう」
// <0098> \{朋也}「警部、こちらが凶器です」
<0098> \{Tomoya}「警部、こちらが凶器です」
// <0099> \{智代}「日本刀とは面妖な…どれ」
<0099> \{Tomoyo}「日本刀とは面妖な…どれ」
// <0100> \{智代}「ふむ、手にしっくりくる。ナイスフィット感だ。にぎにぎして、指紋を消してしまえ」
<0100> \{Tomoyo}「ふむ、手にしっくりくる。ナイスフィット感だ。にぎにぎして、指紋を消してしまえ」
// <0101> \{鷹文}「そんなことしたらダメですっ、捜査が難航してしまいます!」
<0101> \{Takafumi}「そんなことしたらダメですっ、捜査が難航してしまいます!」
// <0102> \{智代}「それはそれで面白いじゃないか、ええい、邪魔するな、斬るぞ!」
<0102> \{Tomoyo}「それはそれで面白いじゃないか、ええい、邪魔するな、斬るぞ!」
// <0103> \{鷹文}「ぎゃーーーーーーっ!」
<0103> \{Takafumi}「ぎゃーーーーーーっ!」
// <0104> \{智代}「ああ、なんということだ、ほんとに斬ってしまった! にぎにぎしたかっただけなんだ! 殺すつもりはなかったんだ!」
<0104> \{Tomoyo}「ああ、なんということだ、ほんとに斬ってしまった! にぎにぎしたかっただけなんだ! 殺すつもりはなかったんだ!」
// <0105> \{智代}「ついでに、おまえも死ねーーーーっ!」
<0105> \{Tomoyo}「ついでに、おまえも死ねーーーーっ!」
// <0106> \{朋也}「ちょっと待て」
<0106> \{Tomoya}「ちょっと待て」
// <0107> \{河南子}「なんだよ、いいところなのに」
<0107> \{Kanako}「なんだよ、いいところなのに」
// <0108> \{朋也}「謎だらけでついていけない」
<0108> \{Tomoya}「謎だらけでついていけない」
// <0109> \{河南子}「文句ばっかでうっさい奴だな、おまえ書いてみるか!」
<0109> \{Kanako}「文句ばっかでうっさい奴だな、おまえ書いてみるか!」
// <0110> \{朋也}「いや、俺は脚本家目指してないし…」
<0110> \{Tomoya}「いや、俺は脚本家目指してないし…」
// <0111> \{河南子}「文句言われるから、もー見せないもん」
<0111> \{Kanako}「文句言われるから、もー見せないもん」
// <0112> \{朋也}「あっそ…」
<0112> \{Tomoya}「あっそ…」