White Album 2/Script/3902 3

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1	かずさ	Kazusa	「ん、んぷ…あ、あむ…ん、んく… んぅぅぅぅっ、んっ、んっ…ん～っ！」
2	春希	Haruki	「はぁ、ぁぁ…ぁぁぁ…か、ずさ…は、あぁ」
3			肩を抱きあったままマンションまで戻り、 エレベーターの中でも我慢しきれずに触りあい。
4			部屋に戻るとすぐ、 かずさは俺をベッドに押し倒し、唇を押しつけた。
5	かずさ	Kazusa	「ん、んぷっ、は、あ、あ…んむぅぅ… ん、ぷ…ちゅぷ…あ、あ、あ…んむっ」
6			毎日、俺がすることを一生懸命真似て、 舌を押し込み、口の中をかき回し、 わざと音を立て喉を鳴らし、唾液を飲み込む。
7			最初は全然拙かった動きも、 懸命にいやらしく、ひたむきに貪ることで、 徐々に滑らかに、俺を感じさせていく。
8	かずさ	Kazusa	「はぁ、ぁぁ…あむ…んく、ん…んぅぅ… ぷぁっ…はぁ、はぁ、はぁぁ…あ、れろ…ん、ちゅ」
9	春希	Haruki	「むぅぅ…あ、あむ…ん、んぁ…はぁ、ん」
10			いつも、主導権を握ろうとする。 俺を押し倒し、服を脱がせ、唇を奪い。
11			…俺のせいじゃないって、必死で庇おうとする。
12	かずさ	Kazusa	「は…春希…ぃ。 あ、ちゅぷ…は、はぁ、ぁぁぁ…はぁぁぁぁっ、 あ、あ～っ、ん、んぷ…むぁぁ…あむっ」
13			俺の罪を。 証拠のある悪行を。 理由のある罪悪感を。
14			何としても押し流そうと、 自分から求めようとする行為に没頭する。
15	かずさ	Kazusa	「はぁ、はぁ、はぁぁ…あ、あ…ぁぁぁ…」
16	春希	Haruki	「っ…」
17			だから今日も、 かずさよりも先に、俺のものが晒される。
18	かずさ	Kazusa	「これが… 昨夜、雪菜のなかに、入ってたんだな」
19	春希	Haruki	「っ… やめろ…」
20			行為では、必死で俺を傷つけないよう頑張って…
21			そして言葉では、意識的か無意識か、 俺の心に、細い針を埋め込んでいく。
22	かずさ	Kazusa	「もっと気持ちよく…してやる。 昨夜より、もっと、もっと…」
23	春希	Haruki	「っ…あ、あああああ…っ」
24			いつの間にか、俺のだけじゃなく 自分の服も剥ぎ取っていたかずさが、 俺を、押しつけるように包み込む。
25			その、白く大きな両胸で。
26	かずさ	Kazusa	「こういうの…やったこと、あるか？」
27	春希	Haruki	「あ、あ…あぁぁっ… ば、馬鹿、お前、何を…」
28	かずさ	Kazusa	「…してもらって、ないんだな？ 雪菜にも、してもらったこと」
29	春希	Haruki	「だ、だって、こんな…ぁぁぁっ」
30	かずさ	Kazusa	「んっ、ん、く…はぁ、はぁぁ… な、春希…こっち、見ろ」
31	春希	Haruki	「か、かずさ…おい…っ」
32			一度見た瞬間、両手で目を隠してしまった俺に、 かずさが挑発するように語りかける。
33			日々身体を重ねるようになって、まだ一週間…
34	かずさ	Kazusa	「あたしを見ろ…もっと、しっかり見ろよ… な？　あたし、いやらしいだろ…？ 気持ちいい、よな？」
35	春希	Haruki	「は、あ、あ…あぁぁぁっ」
36			そんな、まだ未成熟なはずの俺たちが、 今辿り着くはずのないプレイに、かずさが誘い込む。
37			…まるで、生き急いでいるかのように。
38	かずさ	Kazusa	「ん、んん…れろ。 は、ぁぁ…そうだ、そう… もっと、見て…あぁぁぁっ」
39	春希	Haruki	「～～～っ！」
40			必死で、隠していた手をどけて、 かずさに包まれている俺の下半身に目を向ける。
41			…そこには、信じられないくらい淫靡な光景が 浮かび上がっていた。
42	かずさ	Kazusa	「ん…んぅ………ちゅ…ぷ。 はぁ、あ、ああ…あぁぁんっ、ん、んぅ…ぷ」
43	春希	Haruki	「あぁ、あぁぁ…っ」
44			夜の闇の中、白く輝くかずさのたわわな乳房が、 いつもの形を大きく変え、俺のものにまとわりつく。
45			傷と捻挫を負ったはずの両手に強く押し潰され、 俺の茎全体をぎゅうって包み込み、 前後に大きく揺すられる。
46			そのたびに、縦に伸ばされた乳房が太股までもこすり、 先端がくすぐって、別の刺激まで与えてくる。
47	かずさ	Kazusa	「んっ、んっ、んぅぅ…ぷぁ、あ、あ…あむ。 は、春希…どんどん、固く、なってる、ぞ？ ん、んむ…ちゅぱ…は、あ、あぁ…」
48	春希	Haruki	「だ、だって…お前、くっ…あ、あああっ」
49			それだけでは飽きたらず、 かずさは、自分の胸からはみ出た俺の先端に、 もっと過酷な運命を誘う。
50			先端の割れ目に舌を這わせ、唾液を垂らし、 俺の先走りと混ぜ合わせ、どろどろに溶かす。
51	かずさ	Kazusa	「んぅっ、れろ…ちゅぷ…は、あぁ、あむぅ… は、はは…あぁぁ…熱…うあ…春希、熱い…ぃ」
52			先端からこぼれ出た俺とかずさの混ざりあいは、 そのままかずさの胸の谷間に流れ込み、 俺の茎までもを濡らしていく。
53			最初のうちは乾いていた俺たちのこすれる音がやがて、 にちゃ、にちゃと、湿り気を伴った淫靡なものへと変わる。
54	かずさ	Kazusa	「はぁっ、はぁっ、はぁぁっ…んん、ん…ん～っ、 んむっ、ぇろ…ぷぁ…あ、あむぅぁ…あ、はぁぁんっ」
55	春希	Haruki	「う、く、く…ああ、あぁぁぁっ、あ～っ」
56			耐えきれずに天井を見上げても、 もう、かずさのその姿は俺の瞼から消えてくれない。
57			どれだけ手のひらで潰しても、 その指の隙間から存在を主張するかずさの乳房。
58			乳首はいつの間にか固く尖っていて、 時おり、それが俺の肌にめり込んだ瞬間、 かずさの表情が恍惚としたものに変わる。
59	かずさ	Kazusa	「はぁぁっ、はっ、はぁぁぁぁ～っ、あふっ、う… はぁぁんっ、あ、む…むぷ…ぷぁ、あぁぁ…」
60			そんなかずさの反応もさることながら、 俺をさらに導いているのは、 かずさの、さらに先に行こうとする行為。
61			先端に舌をねじ込み、俺の先走りを舐め取るだけでなく、 いつしか唇の先にまで俺のものをねじ込ませる。
62			胸の谷間だけでなく、唇の中にまで包み込み、 俺を、身体全体で愛撫する。
63	かずさ	Kazusa	「はっ、はっ、はぁぁぁっ…あ、ん、む～っ！ んっ、んっ、んっ…んぷっ…ちゅぷぁ、あ、ぁぁ… はむっ、む…むぅぅ…んぐっ、ぷ、ぁぁ…っ」
64	春希	Haruki	「うあ、あぁぁ…かずさ…あ、あ、あ…っ」
65			胸と茎のこすれる音。先端が口の中に包まれる音。 舌先で転がされ、口全体でしゃぶられ、 喉の奥で蠢く、俺たちの液を飲み込む音。
66			部屋中のあらゆる音が全て、 かずさと俺の重なり合う部分から漏れ出てる。
67	かずさ	Kazusa	「んっ、んく…ちゅ…むぅ…あ、あ…っ、 んんっ、んぅっ、ふ、く…あ、はぁ、ああぁぁ…」
68			俺の先端と、かずさの胸と、唇と、舌と、喉と…
69			俺たちの… 普通じゃ繋がるはずのない、 淫靡すぎる行為の賜物として。
70	春希	Haruki	「か、かず…かずさっ…」
71	かずさ	Kazusa	「はぁっ、はぁっ、はぁぁ…春希、春希…？ ど、どう、だ？　あたしの…おっぱい… 気持ち、いいだろぉ…？　あ、あ、ああ…っ」
72			恥ずかしい言葉まで駆使して、 かずさが俺を導こうとしてる。
73			全然、自然と湧き出た言葉じゃない。 ものすごく作為的で、照れまで混じってる。
74	かずさ	Kazusa	「いいんだぞ… あたしの口と胸、汚していいんだぞ…？ お前ので…どろどろにして…いんだ、ぞ？」
75	春希	Haruki	「あっ、あっ、あああっ…あぁぁぁ…っ」
76			けれど今の俺にとっては、 そんな欠点がわかったところで無駄なことで…
77			かずさがいやらしい言葉を使うって事実だけで。 俺を、必死で誘ってるという現実だけで、 もう、どうしようもないくらい、高まってしまうから。
78	かずさ	Kazusa	「春希、春希、春希…っ、 あ、んむっ、んぷっ、んぅっ、んっ、んっ… はぁぁっ、ああっ、あっ、あんっ、んぅぅっ」
79	春希	Haruki	「あ、く、ぁぁ…ああ…あああ…っ」
80			なにも、考えられない…
81			ただ、かずさを汚すことしか。 欲望のはけ口にすることしか。
82			かずさを…俺まみれにすることしか。
83	かずさ	Kazusa	「んっ、んぷ、は、あ、あ、ああ…っ？ 春希、固…あ、あ、あ…ああああっ！ んっ、んぅ…んんんんん～っ！」
84	春希	Haruki	「あああああああっ！」
85			そして、俺の限界を感じ取ったかずさが、 とどめとばかりに口と舌と胸で俺を押し潰し…
86	かずさ	Kazusa	「ん～っ、んんんんんんっ！ ぷぁっ、あっ、あぁぁぁぁぁ…あ…っ」
87			瞬間、俺の理性を突き破って飛び出た精液が、 かずさの口と、顔と、胸の全てをどろどろに溶かす。
88	かずさ	Kazusa	「ぷぁっ、あぁ、あああ…あんっ、あぁぁぁっ、 けほっ、う、うぅぅ…ぷぁっ、あ、あああ…」
89	春希	Haruki	「か、かず…かずさ…あぁぁぁぁ…っ、 ご、ごめ…うぁぁ…ぁ…っ」
90	かずさ	Kazusa	「ば、か…謝る、なぁ…あむっ…ん、ぷぁぁ…っ、 はぁっ、はぁっ、はぁぁ…あ、あたしが、したくて… ん、はぁ、ああ………だから…あ、んく…ん、んぅ…」
91			全身を溶かされても、 かずさはまだ、必死で喉を動かし、 身体の中からも溶けることを望む。
92	かずさ	Kazusa	「あ、ああ…春希… 熱………んぅ…濃…ぃ…っ、 ん、んぅ…んくっ…」
93	春希	Haruki	「か、かずさ…や、め…っ」
94			出してしまった俺を、 かずさはまだ胸と唇で包み込み、 じっくりと後始末に熱中する。
95			かずさの唾液と、俺の先走りに、 さらに精液まで混ざって、 熱さとぬめりがとんでもないことになっていた。
96	かずさ	Kazusa	「ん、れろ…ちゅぷ…あ、あむ…む、むぅ、んっ、 ちゅぅぅ…ぅ、んっ、んく…ぷ、あ、ふぁぁぁ…」
97			そんな、全身濡れそぼったかずさが、 俺を上目遣いで見上げ、俺を口に含んだまま…
98	かずさ	Kazusa	「………まだ、凄い、ぞ？ お前…こんなとこまで、お堅くなりやがって」
99	春希	Haruki	「…馬鹿かお前は」
100			誘うような笑みを浮かべ、 本気で、誘ってきた。
101			………	.........
102	かずさ	Kazusa	「動くな…よ？ 今日は、あたしが…あたしがお前を…」
103	春希	Haruki	「そんなの…約束できるもんか」
104	かずさ	Kazusa	「…ふふ、そうだよな。 お前、いっつも、激しいもんなぁ」
105	春希	Haruki	「っ…あ、あ、あ…っ」
106	かずさ	Kazusa	「んんんんんっ、んっ…くぅぅぅっ… んぅぅぅぅぅぅ～っ！」
107			濡れていたのは、胸や唇だけじゃなかった。
108			俺の先端にあてがったかずさの秘唇は、 触れた瞬間、さっきまでと同じ湿った音が響き、 そのまま、柔らかく俺を飲み込んだ。
109	かずさ	Kazusa	「はっ、あ、あ、あ…あぁぁぁぁ…っ、 ん、く…ぅぁ…ぁ…っ」
110	春希	Haruki	「大丈夫…か？」
111	かずさ	Kazusa	「あ、たり前、だろ…っ、 どれだけ、お前のこと受け入れたと思ってる…？」
112	春希	Haruki	「………うん」
113			実は、やっと両手で数え切れなくなった程度だったけど…
114			それでも五年前と比べると、 十倍以上、俺たちは繋がっている。
115			キスしてる、愛撫してる、重なり合ってる。 …快感を、分かち合ってる。
116	かずさ	Kazusa	「は、あ、あ…あぁぁんっ、 ん、く…はぁ、はぁぁ…あ、あ…」
117	春希	Haruki	「かずさ…かずさ…っ」
118	かずさ	Kazusa	「う、うん…春希。 今日も…たくさん、愛してな？」
119	春希	Haruki	「っ…うん。 わかって、る」
120	かずさ	Kazusa	「はぁぁぁぁっ、あっ、あ～っ、 ん、んぅぅ…はぁ、あ、あぁぁんっ」
121			かずさはとうとう最後まで腰を下ろし、 俺を、先端だけじゃなく根本まで受け入れた。
122			俺は、そんなかずさに鞭打つように、 両手を伸ばし、その乳房を強く握り込む。
123			けれど、胸に滴る精液と唾液が手を滑らせ、 指の先からもどかしく逃げ回る。
124	かずさ	Kazusa	「はぁぁっ、あっ、あぁっ、 あ、んっ…ん、んぅ…くぁ、あ、あんっ」
125			その間に、ゆっくりと腰を動かせ始め、 序盤は、かずさが主導権を握る形で始まった。
126			二人の繋がりは、熱く、きつく… 互いの想いを代弁するかのように、密着する。
127	かずさ	Kazusa	「はぁぁっ、ああっ、お…お前…っ、 あ、あ…あたしの中で、こんなに、なって…」
128	春希	Haruki	「う、ん…っ、あ、ああ… はぁ～、はぁ～、はぁぁぁぁ～っ」
129			本当に、こんなになってる…
130			かずさの胎内に飲み込まれてるのに。 かずさの膣壁にこすり取られているのに。
131	かずさ	Kazusa	「はぁぁぁぁんっ、ん、ん～っ！ こ、こら…そんなに、気持ちいいかぁ？ あたしの…あたしの、なか…」
132			その圧迫感が、刺激が… 俺を、どんどん大きく、逞しく育てていく。
133			徐々に奥深くまで突き上げるようにそそり立ち、 腰を動かさなくても、刺激を与えていく。
134	かずさ	Kazusa	「はぁ、はぁぁ…あぁ… 春希………もっと、もっと間違えて、くれ」
135	春希	Haruki	「っ…う、あ、あぁぁ…」
136	かずさ	Kazusa	「あたしに、溺れて… たくさん、犯して… 取り返しがつかないくらい…気持ち、込めて、もっと…」
137			身体にだけじゃなく、 心までも挟み込み、飲み込み、愛撫する。
138			俺の、かずさを愛する気持ちを。 ずっと奥深くに抱え込んでいた鬱屈とした想いを、 弾けさせようと、責め立てる。
139	かずさ	Kazusa	「大丈夫、大丈夫だから… 今だけ、夢の中でだけ…っ、 あ、あああ…あああああっ！」
140	春希	Haruki	「かずさ…あ、ああ…うぅぁぁぁ…っ」
141			どろりと濡れ、掴めなかった胸を、 乳首を強く摘むことで、やっと手の中に入れた。
142			固くしこったその先端は、 俺の指の間で潰れ、弄ばれ、 張りのある丸い乳房ごと、俺の指の間で踊る。
143	かずさ	Kazusa	「あ、あああ、あああああっ！ い、痛く…して、くれ。 あたしに、傷を…一生消えない傷を…あぁぁんっ」
144			かずさが背中をのけ反らせ、 俺のその激しい愛撫に感じてみせる。
145			ほんの数日前まで痛がっていた表情は、 演技か本気かわからないくらいには、 恍惚としたものを見せられるようになった。
146	かずさ	Kazusa	「はぁぁっ、ああんっ、あんっ… あ、んぅ…ん、く…ああ、あ、んっ…」
147	春希	Haruki	「かずさ…ん…」
148	かずさ	Kazusa	「春希ぃ…ぃ、ぁぁぁぁぁ…っ、 あ、あむ…ん～っ、んぅ、ちゅぅぅぅぅ…っ」
149			俺が目で招くと、頭突きをするような勢いで、 必死で唇を重ねようと覆い被さってくる。
150			俺の手に余っていたボリュームある胸がさらに圧迫され、 自らぎゅっと押し潰されようとする。
151	春希	Haruki	「ん、んむ…あむ…」
152	かずさ	Kazusa	「はぁぁっ、んっ、ん、く…んむぅぅ… あ、あふ…ぁぁ…むぅんっ、ん、ちゅぱ…ぷ、ぷぁぁ…」
153			そんな、子供みたいな喜びを伴ったキスは、 必死で隠してたかずさの未熟さを露わにする。
154			無我夢中で唇を押しつけ、 繋がったことだけで喜びを爆発させ、 ただ、自分の感情のまま、叩きつける。
155			…ノってるときの、こいつのピアノみたいに。
156	かずさ	Kazusa	「はぁぁんっ、あっ、あぷっ、ん、むぅぅ…あ、あむっ、 ぷぁぁっ…は～、はぁぁ～、はぁぁぁぁ…っ」
157			その恍惚とした表情も、泣きそうな瞳も。
158			俺がこいつと出逢った頃から夢に描いてた 『こんなコだったらいいのにな』が、 何もかも、そのまま実現されてる。
159	かずさ	Kazusa	「ちゅぅぅ…ん、んぷっ…あ、はっ、はっ… あは…ははは…ふぅぇぇぇ…ぅぇ…っ、ぇぅっ…」
160			………そんな五年前の夢想が、 どうして、こんな許されない状況の中でだけ 現実にはみ出てきてしまうんだろう。
161			本気で愛したら… 信じ合ったら… 一緒になったらいけなくなった、今になって…
162	かずさ	Kazusa	「ふぇ…ぅぁぁ…あ…っ、はぁぁ… ………何で、優しくするんだよ」
163	春希	Haruki	「………お前、こそ」
164			そんな拙いキスは、かずさの、そして俺の、 “満たしたらいけない想い”に染み入ってくる。
165			愛おしさが、狂おしさにまで昇華されそうになり、 抱きあった後、身体を離すことをますます辛くさせる。
166	かずさ	Kazusa	「もっと強く、痛くしろよ… あたしに、後悔させてくれよ…っ」
167	春希	Haruki	「う、ん」
168			それは次を… 明日を、明後日を、来週を、来月を…
169			“ふたたび”を期待させてしまう、許されない行為。
170	かずさ	Kazusa	「う、あ、んっ…い、いぅっ…！？ そ、そう、だ…もっと、もっと、あああぁぁっ」
171			もう、もどかしさはいらない。 互いの思いを確かめ合う行為は、罪なだけ。
172			だから俺は、必死でかずさを突き上げる。 胸を押し上げ、握り潰すように強く揉む。 乳首を、爪の先で引っ掻くように転がす。
173			かずさからの行為を待たずに、かずさを壊しにかかる。
174	かずさ	Kazusa	「はぁっ、はっ、あ、あああっ！ は、春希…うあああああんっ、あっ、ん～っ！」
175			かずさと繋がってる部分が、 粘りつつ乾いた破裂音を立てるようになる。
176			俺が下から突き上げるたび、かずさのお尻が跳ね上がり、 俺の体に垂れてる黒髪が、汗とともにふわりと舞う。
177			乳首を指で挟み、引っ張り上げ、 今度は白い乳房に全ての指を食い込ませ、 めちゃくちゃに揺り動かす。
178	かずさ	Kazusa	「あぁぁっ、ああっ、あんっ、んぅっ… も、もっと…もっと、もっと…ああああっ、 や、は、やぁぁんっ、あ、ん、うあぁぁぁっ…」
179			それなのに、かずさの表情は… とても、俺に苦しめられてるようには見えない。
180			痛さも、苦しみも、辛さも、 全て嬉しさに変換してしまっているかのように、 俺の目を見つめる瞳に想いを込める。
181	かずさ	Kazusa	「は、あ、あ…春希、春希… どうして、どうしてお前はそんなに…ぃぃぃ…っ、 ふぁ、あ、あ…なんで、あたしを大事にするんだよぅ」
182	春希	Haruki	「俺は…俺、は…違…っ」
183			本当は、違う。 俺は、かずさを大事に扱ってない。 優しく抱くなんて、そんな余裕を持ってない。
184			本当は、かずさが勘違いしてるだけ。
185	かずさ	Kazusa	「はぁっ、あ、あ、あ…も、もう…あたし… はぁ、あぁぁ…は、春希………来て…っ」
186			俺が優しくしなくても、 勝手に優しくされてるって、ただ信じてるだけ。
187			俺を、信じてしまってる、だけ…
188	かずさ	Kazusa	「早く、速く、はやく…っ、 あたしの…あたしの、なか、ふかく…っ、 ああ、あっ、あああんっ、ん、く、ぅぅ…っ」
189	春希	Haruki	「かず、さ…」
190			とっくに限界は超えていた。 いつ、かずさのなかで暴発してもおかしくなかった。
191			けれど、必死で待った。 かずさがいつもと同じ事を求めるか、 確かめるために。
192	かずさ	Kazusa	「ああっ、あんっ、ん、んぅ…だ、駄目… あ、あたし、あた…っ、ふぁぁぁぁっ、あ、あっ…」
193			そして今日も…
194			かずさは、胎内に注がれることを、 自ら望んだ。
195	かずさ	Kazusa	「ああああっ、あっ、あっ… い、いぁ、あぁぁぁ…ああ、あぁぁぁっ」
196	春希	Haruki	「っ、あ、ああ… かずさ…ああ、うあぁぁぁ…っ」
197			だから今日も…
198	かずさ	Kazusa	「あっ、あっ…く、来る…あ、あぁ………っ！？ あ～っ！　あ、あ、ああああああああ～っ！」
199			俺は、そのかずさの懇願を、 歓喜と共に受け入れてしまう。
200	かずさ	Kazusa	「あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁ…っ、 うあぁぁ…ああっ、ああああああ～っ」
201			かずさのお尻を突き上げた瞬間… 一番奥に届いたまま、激しく射精する。
202			最奥に、届かせる。
203	かずさ	Kazusa	「あああぁぁぁ…ああ、ひぅんっ、ん… んく…は、あぁぁぁ…ああ、あんっ」
204			愛おしいというまっすぐな気持ちと、 独占したいという歪んだ気持ちのどちらもが、 一気に弾け、かずさの胎内に注がれる。
205	かずさ	Kazusa	「ん、んぅ…あ、あ…まだ…来て…っ、 ふぁ…ん、んぅ…はぁぁぁぁ…っ」
206			そんな俺の射精を、 かずさは何度も何度も、最後までなかで受け止めて。
207			そのままゆっくり、俺の上に倒れ込み、 熱い吐息を耳元で響かせる。
208	かずさ	Kazusa	「あぁぁぁぁ…は、ぁぁ… はぁ、は、ぁぁ…春希…」
209	春希	Haruki	「はぁ、ぁ、ぁぁ…」
210	かずさ	Kazusa	「抱きしめろよ…もっと。 このまま、朝まで、ずっと、さ…」
211	春希	Haruki	「………っ、 かずさ」
212	かずさ	Kazusa	「ん、んぅ…ちゅ…は、あむ… あぁ…んっ………嬉、し…っ」
213			互いの熱すぎる身体が混ざりあい、 夜の闇に溶け込んでいく。
214			ずっと、繋がったまま、朝まで…
215			………	.........

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