White Album 2/Script/2309
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Editing
Translation Notes
Text
Speaker | Text | Comment | |||
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Line # | JP | EN | JP | EN | |
1 | 『先週はありがとうね』 | ||||
2 | 『金曜は突然電話したりしてごめんなさい』 | ||||
3 | 『そして、急なお願いだったのに、 孝宏の見学につきあってくれて本当にありがとう』 | ||||
4 | 『あの子、帰ってきてから目つき変わってたよ。 絶対に峰城に合格して夢のキャンパスライフを送るんだ …とかなんとか』 | ||||
5 | 『…何を吹き込んだの?』 | ||||
6 | 『こんなことならもっと早く連れてけばよかったかな。 でも、峰城祭とか普通に来てたのに、 なんで今さら、ねぇ?』 | ||||
7 | 『最近はわたしも孝宏の勉強見てるけど… う~ん、どうかなぁ? 今の調子だと五分五分ってところかな?』 | ||||
8 | 『もう本番まで時間ないし、 あとはあの子の度胸の良さに賭けるしかないかな。 …受かると、いいんだけどな』 | ||||
9 | 『ところで、今からわたしは、 単なるお父さんとお母さんのメッセンジャーになります』 | ||||
10 | 『だから、ここにわたしの意志はないんだから、 OKするのも断るのも気楽に考えてね』 | ||||
11 | 『大学の期末試験が終わった週の週末なんだけど、 うちでささやかなパーティを開くことになりました』 | ||||
12 | 『…よろしかったら、どうですか?』 | ||||
13 | 春希 | Haruki | 「………」 | "........."
| |
14 | 今日も、8時20分。 | ||||
15 | 一コマ目の30分前に正門に着いたとき、 そこには、たった今まで見ていたメールの差出人。 | ||||
16 | …今年に入ってから、この『半分だけ偶然だね』は、 これで四度目になる。 | ||||
17 | いつもなら、ここで合流した俺たちは、 そこから別れ道までの50メートルを、 時間制限30秒の世間話とともに歩く。 | ||||
18 | けれど今日は… | ||||
19 | 『どういたしまして』 | ||||
20 | 『孝宏君がやる気になってくれたっていうんなら、 俺も張り切って案内した甲斐があったよ』 | ||||
21 | 『とは言っても、研究棟とかには全然興味なくて、 学食や部室棟や学生会館とかばかりだったけど、 何か参考になったのかな、あれ』 | ||||
22 | 『付属にいれば、推薦の方がよほど簡単なのに… 孝宏君は自らを窮地に追い込むのが好きらしいな。 その向上心には敬意を表するけど…』 | ||||
23 | 『ま、頑張ってって伝えておいて』 | ||||
24 | 『あ、それと… ご両親に伝言』 | ||||
25 | 『ずっとご無沙汰してるのに、 変わらず気にかけてくれてありがとうございます』 | ||||
26 | 『今のところ試験後の予定が決まっていないので、 しばらく返事は保留させてください』 | ||||
27 | 『ただ、必ず出欠は事前に連絡します』 | ||||
28 | 『最後にもう一度 本当に、ありがとうございます って伝えて。それじゃ』 | ||||
29 | 一体、いつ以来だろう… | ||||
30 | 大学に来ておきながら、 そのままサボって喫茶店に入るなんて。 | ||||
31 | 今ごろ雪菜は、正門の前で、 今俺が流したメールを読んでるだろうか。 | ||||
32 | そして、そろそろ始業時間だからって、 後ろを振り返りつつ、校舎の中に入っていくんだろうか。 | ||||
33 | …そうだよ。 | ||||
34 | 逃げてると言われれば… 間違いなく逃げてるよ。 | ||||
35 | 『大学の期末試験が終わった週の週末なんだけど、 うちでささやかなパーティを開くことになりました』 | ||||
36 | 試験の最終日は、2月の10日。 その週末は、2月の12日か13日。 | ||||
37 | それって、つまり… | ||||
38 | 喫茶店店員 | Tea Shop Clerk | 「お待たせしました。 ブレンドです」 | ||
39 | 春希 | Haruki | 「ども」 | ||
40 | バレンタイン…でもあるけど、 そのパーティは、雪菜の誕生日の… | ||||
41 | 俺が、初めて雪菜を裏切ったあの日の… | ||||
42 | 昨夜のことと、メールの内容と、三年前の記憶が 頭の中で混ざりあう。 | ||||
43 | だから今の俺は、雪菜の前に立てそうにない。 また、裏切ったから。 | ||||
44 | 春希 | Haruki | 「………っ」 | ||
45 | 口に触れた苦味と熱さは、 ゆっくりと口の中に広がり、 そして、五感がその部分に集中していく。 | ||||
46 | 昨夜触れた、柔らかで温かく、 そして甘い記憶を呼び覚ます。 | ||||
47 | 小春の、吐息とともに。 | ||||
48 | ……… | .........
| |||
49 | あいつは今… ちゃんと授業、受けてるかな。 | ||||
50 | 小春 | Koharu | 「………なに、それ」 | ||
51 | 早百合 | Sayuri | 「見たの…昨夜。 小春が男の人とキスしてるの」 | ||
52 | 小春 | Koharu | 「………」 | "........."
| |
53 | 早百合 | Sayuri | 「何してんの小春… あんた一体何してんのよ!?」 | ||
54 | 亜子 | Ako | 「ちょっ、早百合! 落ち着いて…」 | ||
55 | 小春 | Koharu | 「………どし、て」 | ||
56 | 亜子 | Ako | 「矢田がね…」 | ||
57 | 小春 | Koharu | 「美穂子…?」 | ||
58 | 亜子 | Ako | 「小春が自分の彼、取ったって…」 | ||
59 | 小春 | Koharu | 「自分…の?」 | ||
60 | 亜子 | Ako | 「彼との相談に乗ってるふりして、 いつの間にか彼のバイト先にまで乗り込んで、 誘惑して取っちゃったって」 | ||
61 | 小春 | Koharu | 「………は、はは」 | ||
62 | 亜子 | Ako | 「ずっと『諦めろ』ってしつこく言ってたから、 おかしいって思ってたらやっぱりだったって…」 | ||
63 | 小春 | Koharu | 「あは、あはは…っ」 | ||
64 | 早百合 | Sayuri | 「何笑ってんのよ! 何がおかしいのよ!? 自分が何やったかわかってんのあんた!」 | ||
65 | 亜子 | Ako | 「だから落ち着いてってば早百合! 小春も逆ギレはやめて!」 | ||
66 | 小春 | Koharu | 「逆ギレ…? そっか…逆ギレしてるんだ、わたし…?」 | ||
67 | 亜子 | Ako | 「信じられなかったんだよ、最初は… けど、あのコがあんまりにも言うからさ、 小春の潔白を証明してあげようって…」 | ||
68 | 小春 | Koharu | 「つけたんだ………家まで」 | ||
69 | 早百合 | Sayuri | 「あんたにあたしたちを責める権利あると思う? …全部矢田の言う通りだったくせに!」 | ||
70 | 小春 | Koharu | 「………」 | "........."
| |
71 | 亜子 | Ako | 「ごめんね、小春。 でも、早百合が怒るの、当然だと思う」 | ||
72 | 小春 | Koharu | 「亜子…?」 | ||
73 | 早百合 | Sayuri | 「優等生面して内申だけ稼いどきながら、 裏では嘘つきまくりで親友裏切って男取っちゃって… 凄いよあんた…一年間、思いっきり騙されてたよ」 | ||
74 | 亜子 | Ako | 「矢田さん、ボロボロだった… あなたが、そうしたんだよ?」 | ||
75 | 小春 | Koharu | 「美穂子が…わたしのこと…」 | ||
76 | 早百合 | Sayuri | 「で、どうするつもり? 矢田にどうやって償うつもり?」 | ||
77 | 小春 | Koharu | 「………」 | "........."
| |
78 | 亜子 | Ako | 「もう、別の人傷つけるから話せないとか、 そういうレベルじゃないよね、これ…」 | ||
79 | 小春 | Koharu | 「………」 | "........."
| |
80 | 早百合 | Sayuri | 「矢田に…美穂子に… 少しくらいは申し訳ないって思う心もないの!? あんたはっ!」 | ||
81 | 亜子 | Ako | 「小春…」 | ||
82 | 小春 | Koharu | 「………」 | "........."
| |
83 | 早百合 | Sayuri | 「なんとか言ったらどうなの!?」 | ||
84 | 小春 | Koharu | 「………」 | "........."
| |
85 | 小春 | Koharu | 「馬鹿馬鹿しくて…話になんないよ」 | ||
86 | 早百合 | Sayuri | 「杉浦ぁっ!」 | ||
87 | 小春 | Koharu | 「っ…」 | ||
88 | 亜子 | Ako | 「早百合…」 | ||
89 | 早百合 | Sayuri | 「もういい。 確かにあんたの言う通り、話になんない。 一気に萎えたわ」 | ||
90 | 小春 | Koharu | 「そ…っか」 | ||
91 | 早百合 | Sayuri | 「じゃあね。 もう杉浦とは口聞かないから。 …話にならないんだから、しょうがないよねぇ」 | ||
92 | 亜子 | Ako | 「さ、早百合っ」 | ||
93 | 小春 | Koharu | 「………」 | "........."
| |
94 | 亜子 | Ako | 「小春…わたし、わたし、わかんないよ」 | ||
95 | 亜子 | Ako | 「小春がどうしてこんなことしちゃったのか、 全然わかんないよ!」 | ||
96 | 早百合 | Sayuri | 「亜子! 行くよ」 | ||
97 | 亜子 | Ako | 「う、うん…」 | ||
98 | 小春 | Koharu | 「………」 | "........."
| |
99 | 小春 | Koharu | 「わたしにだって、わかんないよ」 | ||
100 | 小春 | Koharu | 「なんでこんなことになるのか、 全然、わかんないよ」 | ||
101 | 小春 | Koharu | 「っ…」 | ||
102 | 小春 | Koharu | 「春希、先輩ぃ…っ」 | ||
103 | ……… | .........
| |||
104 | …… | ......
| |||
105 | … | ...
| |||
106 | 小春 | Koharu | 「え~、それでそれで? その後どうなったんですか?」 | ||
107 | 春希 | Haruki | 「それだけ。 結局、教授にチェックされてボツになった」 | ||
108 | 小春 | Koharu | 「…先輩、それだとオチがないです」 | ||
109 | 春希 | Haruki | 「だって事実をそのまま話しただけだし」 | ||
110 | 小春 | Koharu | 「何のためにその話を選んだんです? わたしに興味持たせようとしたんじゃないんですか?」 | ||
111 | 春希 | Haruki | 「いや、小春が『今日あった話なら何でもいい』 って言ったから…」 | ||
112 | 小春 | Koharu | 「だからって本当にただ今日あったことを 何の捻りもなく話されても面白くないですよ。 わたしを楽しませようって気はないんですか?」 | ||
113 | 春希 | Haruki | 「勘弁してくれ。 俺にそういうセンスないのは知ってるだろ」 | ||
114 | 小春 | Koharu | 「それは知ってたけど、 ここまで融通の利かない人だとは思ってませんでした」 | ||
115 | 午前一時。 | ||||
116 | 日付が変わるちょっと前に小春からかかってきた電話は、 そろそろ長電話と言ってもいい域に達していた。 | ||||
117 | 春希 | Haruki | 「つまんなくて悪かったな。 電話で雑談するの、本当に久しぶりだから 勝手が掴めなくて」 | ||
118 | 小春 | Koharu | 「わたしは… 用がないのに人に電話したのって、初めてかも」 | ||
119 | 春希 | Haruki | 「…だろうな。 さっきからなんとなくそう思ってた」 | ||
120 | 小春 | Koharu | 「あれ? わかります?」 | ||
121 | 春希 | Haruki | 「普通、用もないのに電話してくるコは、 用もないのにのべつまくなし喋りまくるんだよ。 …なのに小春は、さっきから聞き役ばかりだ」 | ||
122 | 小春 | Koharu | 「そういう相手だったんですね? 昔、先輩が用もないのに電話してたのは」 | ||
123 | 春希 | Haruki | 「………まぁな」 | ||
124 | 三年前… こういう無意味な電話を毎晩していた時期があったっけ。 | ||||
125 | あのときは、俺の方は楽だった。 何しろ彼女は、学校での彼女と全然違い、 『用もないのにのべつまくなし喋りまく』ってたから。 | ||||
126 | 今はお互い、電話を掛けるのにも勇気がいるけれど。 そして、掛けたことを謝ってしまうようになったけれど。 | ||||
127 | 小春 | Koharu | 「…怒っちゃいました?」 | ||
128 | 春希 | Haruki | 「何を?」 | ||
129 | 小春 | Koharu | 「わたしが誰のこと言ってるのか見え見えで」 | ||
130 | 春希 | Haruki | 「………」 | "........."
| |
131 | 俺が何を思い出してたのかまでお見通しか… | ||||
132 | 小春 | Koharu | 「ごめんね先輩」 | ||
133 | 春希 | Haruki | 「だから、何を?」 | ||
134 | 小春 | Koharu | 「わたしの気持ち受け止めたせいで、 また辛い思いさせちゃって」 | ||
135 | 春希 | Haruki | 「小春…」 | ||
136 | 小春 | Koharu | 「先輩が元気になりますようにって… 神様にお願いしておきながら、 あんなことしちゃったら世話ないよね…」 | ||
137 | 春希 | Haruki | 「それは俺が解決する問題だから。 小春は気にしなくていいよ」 | ||
138 | 小春 | Koharu | 「………」 | "........."
| |
139 | 自分でも苦笑してしまうくらい 『よく言うよ』な台詞が自然と口をついた。 | ||||
140 | その『俺が解決する問題』からずっと目を背けて、 小春に守ってもらってたくせに… | ||||
141 | 春希 | Haruki | 「もう、小春からは元気をもらってる。 これ以上、何もしてもらう必要はない」 | ||
142 | 小春 | Koharu | 「ん…」 | ||
143 | 春希 | Haruki | 「だから今度は、 俺が小春に元気を返せればいいなって思う」 | ||
144 | 小春 | Koharu | 「わたしは…元気」 | ||
145 | 春希 | Haruki | 「なら、余計元気になればいい」 | ||
146 | 小春 | Koharu | 「先輩…春希先輩ぃ」 | ||
147 | 小春は、気づいているんだろうか。 | ||||
148 | 一時間、ずっと頑張ってきた高いテンションが、 いつの間にか涙声でかき消されていることに。 | ||||
149 | 春希 | Haruki | 「…リクエストは?」 | ||
150 | 小春 | Koharu | 「会いたいな…会いたいよぅ」 | ||
151 | 春希 | Haruki | 「土曜な。 ちゃんとバイト、行くから」 | ||
152 | 小春 | Koharu | 「あと、5日かぁ… 遠いなぁ…遠いよ」 | ||
153 | 昨日会ったばかりなのに… | ||||
154 | いや、会ったからこそ、 いつも以上に、触れあってしまったからこそか。 | ||||
155 | 春希 | Haruki | 「だから今は… 話くらいしか、できないけど」 | ||
156 | 小春 | Koharu | 「それでいいです… 声だけでも聴けるなら」 | ||
157 | 小春が今、どんな辛い思いを抱いてるか、 俺には想像することしかできない。 | ||||
158 | その想像だって、 果たして現実にどこまで迫れてるか、 本当は全然わかってない。 | ||||
159 | 春希 | Haruki | 「じゃあ…今日のゼミのテーマについて」 | ||
160 | 小春 | Koharu | 「………なんですかそれは」 | ||
161 | 春希 | Haruki | 「だって俺、女の子と長話できる ネタもスキルもないから…」 | ||
162 | 小春 | Koharu | 「もう…先輩らしいなぁ」 | ||
163 | 春希 | Haruki | 「駄目? そしたら、今日食った学食のメニューとか…」 | ||
164 | 小春 | Koharu | 「もう、いいですゼミの話で。 どうせわたしも、色っぽい話なんかできないし」 | ||
165 | 春希 | Haruki | 「…助かる。 それなら何時間でも話せるから」 | ||
166 | 小春 | Koharu | 「じゃあわたしは適当に相槌打っておきますね。 途中で寝ちゃったら、勝手に切ってください」 | ||
167 | 春希 | Haruki | 「わかった、じゃあ…」 | ||
168 | だから、俺にできることは、 一緒にいることだけ。 | ||||
169 | 一緒にいられないならば、 一緒の時間を過ごすことだけ。 | ||||
170 | 言葉でも、声でも、息遣いでもいい。 小春の疲れた心と体に、 少しでも染み込んでくれたら… | ||||
171 | ……… | .........
| |||
172 | 春希 | Haruki | 「それで、教授が言うには…」 | ||
173 | 小春 | Koharu | 「はい」 | ||
174 | 春希 | Haruki | 「あ、でも、この時代の作品は、 結局、さっき説明した二系統に分類されるんで…」 | ||
175 | 小春 | Koharu | 「ええ…」 | ||
176 | 春希 | Haruki | 「で、この作者の場合、 前期と後期で随分思想が変わってて…」 | ||
177 | 小春 | Koharu | 「………」 | "........."
| |
178 | 春希 | Haruki | 「要するに、何が言いたいかと言うと…」 | ||
179 | 小春 | Koharu | 「好きです」 | ||
180 | 春希 | Haruki | 「………」 | "........."
| |
181 | 小春 | Koharu | 「………」 | "........."
| |
182 | 春希 | Haruki | 「小春… お前、今…」 | ||
183 | 小春 | Koharu | 「相槌ですよ?」 | ||
184 | 春希 | Haruki | 「…なのか?」 | ||
185 | 小春 | Koharu | 「気にしないでください。 続きをどうぞ」 | ||
186 | 春希 | Haruki | 「あ、ああ…」 | ||
187 | 小春 | Koharu | 「………」 | "........."
| |
188 | 春希 | Haruki | 「それで、彼の死後、 弟子たちがその思想を受け継いで…」 | ||
189 | 小春 | Koharu | 「大好きです」 | ||
190 | 春希 | Haruki | 「………………」 | ||
191 | 結局、それからまた一時間… | ||||
192 | 小春の『適当な相槌』は、 そうやって、何度も何度も俺を打ちのめした。 |
Script Chart
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Introductory Chapter | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
1001 | 1008 | 1009 | 1010 | 1011 | 1012 | 1013 |
1002 | 1008_020 | 1009_020 | 1010_020 | 1011_020 | 1012_020 | |
1003 | 1008_030 | 1009_030 | 1010_030 | 1011_030 | 1012_030 | |
1004 | 1008_040 | 1010_040 | 1012_030_2 | |||
1005 | 1008_050 | 1010_050 | ||||
1006 | 1010_060 | |||||
1006_2 | 1010_070 | |||||
1007 |
Closing Chapter | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Common | Setsuna | Koharu | Chiaki | Mari | ||||||
2001 | 2011 | 2020 | 2027 | 2301 | 2309 | 2316 | 2401 | 2408 | 2501 | 2510 |
2002 | 2012 | 2021 | 2028 | 2302 | 2310 | 2317 | 2402 | 2409 | 2502 | 2511 |
2003 | 2013 | 2022 | 2029 | 2303 | 2311 | 2318 | 2403 | 2410 | 2503 | 2512 |
2004 | 2014 | 2023 | 2030 | 2304 | 2312 | 2319 | 2404 | 2411 | 2504 | 2513 |
2005 | 2015 | 2024 | 2031 | 2305 | 2313 | 2320 | 2405 | 2412 | 2505 | 2514 |
2006 | 2016 | 2025 | 2032 | 2306 | 2314 | 2321 | 2406 | 2413 | 2506 | 2515 |
2007 | 2017 | 2026 | 2033 | 2307 | 2315 | 2322 | 2407 | 2507 | 2516 | |
2008 | 2018 | 2308 | 2508 | 2517 | ||||||
2009 | 2019 | 2509 | ||||||||
2010 | ||||||||||
Setsuna | Koharu | Chiaki | Mari | |||||||
2031_2 | 2312_2 | 2401_2 | 2504_2 | 2511_2 | ||||||
2031_3 | 2313_2 | 2402_2 | 2507_2 | 2513_2 | ||||||
2031_4 | 2313_3 | 2402_3 |
Coda | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Common | Kazusa (True) | Setsuna (True) | Kazusa (Normal) | ||||||
3001 | 3008 | 3014_2 | 3020 | 3101 | 3107 | 3201 | 3207 | 3901 | 3907 |
3002 | 3009 | 3014_3 | 3021 | 3102 | 3108 | 3202 | 3208 | 3902 | 3908 |
3003 | 3010 | 3015 | 3022 | 3103 | 3109 | 3203 | 3209 | 3903 | 3909 |
3004 | 3011 | 3016 | 3023 | 3104 | 3110 | 3204 | 3210 | 3904 | |
3005 | 3012 | 3017 | 3024 | 3105 | 3111 | 3205 | 3211 | 3905 | |
3006 | 3013 | 3018 | 3106 | 3206 | 3906 | ||||
3007 | 3014 | 3019 | |||||||
Common | Setsuna (True) | Kazusa (Normal) | |||||||
3001_2 | 3210_2 | 3901_2 | 3906_2 | ||||||
3015_2 | 3902_2 | 3907_2 | |||||||
3902_3 | 3907_3 | ||||||||
3904_2 |
Mini After Story and Extra Episode | |||
---|---|---|---|
The Path Back to Happiness | The Path Forward to Happiness | Dear Mortal Enemy | |
6001 | 6101 | 4000 | 4005 |
6002 | 6102 | 4001 | 4006 |
6003 | 6103 | 4002 | 4007 |
6004 | 6104 | 4003 | 4008 |
6005 | 4004 | 4009 |
Novels | |||||
---|---|---|---|---|---|
The Snow Melts, And Until The Snow Falls | The Idol Who Forgot How to Sing | Twinkle Snow ~Reverie~ | After the Festival ~Setsuna's Thirty Minutes~ | His God, Her Savior | |
5000 | 5100 | 5200 | 5205 | 5300 | 5400 |
5001 | 5101 | 5201 | 5206 | 5301 | 5401 |
5002 | 5102 | 5202 | 5207 | 5302 | |
5003 | 5103 | 5203 | 5208 | 5303 | |
5004 | 5104 | 5204 | 5209 |
Short Stories | |||
---|---|---|---|
Princess Setsuna's Distress and Her Minister's Sinister Plan | Koharu Climate After the Passing of the Typhoon | This isn't the Season for White Album | Todokanai Koi, Todoita |
7000 | 7100 | 7200 | 7300 |