White Album 2/Script/2413
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Text
Speaker | Text | Comment | |||
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Line # | JP | EN | JP | EN | |
1 | 春希 | Haruki | 「寒…」 | ||
2 | 窓から吹き込む風は、 相変わらず肌を刺すほどに冷たい。 | ||||
3 | 冬休みも終わり、久々に訪れた研究室は、 どうやら俺が一番乗りのようで、 室内なのに、外に負けじと底冷えがしていた。 | ||||
4 | そう、一番乗りだった。 誰もいなかった。 | ||||
5 | …気づかずに踏んでしまいそうな寝袋も、なかった。 | ||||
6 | なんて、当然か。 | ||||
7 | 冬休み明けの、しかも一コマ目よりも前の時間に 大学にいるような勤勉な奴じゃない。 | ||||
8 | ……… | .........
| |||
9 | 千晶が、俺の部屋から去って一週間。 | ||||
10 | こちらから電話することはなかったし、 向こうからの連絡もなかった。 | ||||
11 | 俺は、今までの自分を取り戻すのに必死だったから。 | ||||
12 | 朝6時半に起きて、ちゃんと朝食を摂って、 バイトに復帰し、千晶以外の人と触れ合い、 誰もが認める北原春希へと社会復帰していった。 | ||||
13 | だからこそ、 その途上で千晶に甘えてしまう訳にはいかなかった。 何度も何度も携帯に伸びた手を必死で押し留めた。 | ||||
14 | かたや千晶の方は… まぁ、気まぐれな奴だから。 | ||||
15 | それでも、こうして大学が始まったからには、 これ以上は避けようとしても無駄だから。 | ||||
16 | それなら自分から会いに行こう、 話をしようって、昨夜ようやく決めた。 | ||||
17 | …んだけど。 | ||||
18 | 春希 | Haruki | 「講義行くか…」 | ||
19 | 夕方になったら、またここに戻ってみよう。 その頃なら、きっと暇そうに居眠りでもしてるだろ。 | ||||
20 | ……… | .........
| |||
21 | 春希 | Haruki | 「あ…」 | ||
22 | 『あけましておめでとう』 | ||||
23 | 『なんて、もう年が明けてから 十日も経っちゃってるけどね。 新年の挨拶遅れてごめんなさい』 | ||||
24 | 『…それとも、 こうして普通に挨拶しちゃうことの方が ごめんなさい、かな?』 | ||||
25 | 『このメールを見て、ふざけるなって思うなら、 着信拒否にしてください。 それだけのことをしたっていう自覚はあるから』 | ||||
26 | 『でも、どうしてもあなたのことを考えてしまうから、 悩みに悩んだ末、メールしました。 …どうしてますか?』 | ||||
27 | 『今日は、学校来てますか? ちゃんと朝型の生活に戻しましたか? …なんて、春希くんの寝坊なんて想像できないけど』 | ||||
28 | 『それとも、全然平気ですか? もう完全に切り替えて、新しい生活を送ってますか? それならほっとするけれど、ちょっと落ち込みます』 | ||||
29 | 『なんて、わたし矛盾してますか?』 | ||||
30 | 『それじゃ、このへんで。 もうすぐ期末試験だね。 お互い、がんばろう』 | ||||
31 | 春希 | Haruki | 「………」 | "........."
| |
32 | 『あけましておめでとう』 | ||||
33 | 『メール、ありがとう。 全然怒ってない。怒れる訳なんかない。 ただ、こっちから連絡できなかった自分に腹が立ってる』 | ||||
34 | 『今日は、ちゃんと大学には来たよ。 レポートの提出期限の迫ってる講義もあったし』 | ||||
35 | 『どうしてるかと言えば… 全然平気ってわけじゃないけれど、 ちゃんと普通に日々暮らしてる』 | ||||
36 | 『バイトして、テスト勉強して、普通の大学生してる。 そうしないと生活も進級もできなから、やるしかないし』 | ||||
37 | 『それよりも、雪菜の方は、どうしてる?』 | ||||
38 | 『さっきのメール、俺の心配ばかりで、 雪菜のことが何も書いてなかった。 だから俺も、すごく心配してる』 | ||||
39 | 『連絡くれるのは嬉しいけれど、 ちゃんと近況くらいは書くこと』 | ||||
40 | ……… | .........
| |||
41 | 『近況』 | ||||
42 | 『わたしも同じようなものだよ』 | ||||
43 | 『今は普通に日々を過ごしてる』 | ||||
44 | 『朝起きて、ご飯食べて、大学行って、 友達と話して、勉強して、何も変わらない日々』 | ||||
45 | 『…しばらくは涙が枯れるまで泣いたけど、 今はそんな面影もなし』 | ||||
46 | 『人間って、凄いね』 | ||||
47 | 春希 | Haruki | 「っ…」 | ||
48 | 結局… | ||||
49 | その日、千晶は研究室に現れなかった。 | ||||
50 | ……… | .........
| |||
51 | …… | ......
| |||
52 | … | ...
| |||
53 | 武也 | Takeya | 「さってっと…やぁっと春休みだなぁ」 | ||
54 | 春希 | Haruki | 「とうとう四年か…」 | ||
55 | 長かった期末試験も終わり、 未だに冬真っ盛りの気候を先回り、 学生たちの頭だけが一気に春めいてきた二月の中旬。 | ||||
56 | 峰城大は、今週末をもって本年度の課程を修了し、 再来週からは、とうとう[R新入生相手の商売^にゅうがくしけん]が始まる。 | ||||
57 | 武也 | Takeya | 「な、春希。 休み入ったらスキー行かね? スノボでもいいけどさ」 | ||
58 | 春希 | Haruki | 「何だよ急に。 この前合コンするって言ってた看護師のコたちと 約束でもしたのか?」 | ||
59 | 武也 | Takeya | 「いやな、ナースのコはやべぇぞ… 忙しいわ時間が不規則だわでストレスが溜まってるから 性欲がとんでもないことに」 | ||
60 | 春希 | Haruki | 「やってきたような事実を言う奴だな…」 | ||
61 | 武也 | Takeya | 「…と、まぁ、そういうめくるめく体験はともかく、 お前、そういう誘いだったら乗るか?」 | ||
62 | 春希 | Haruki | 「いや、俺は…」 | ||
63 | 武也 | Takeya | 「って言うに決まってるからそんなイベントじゃねぇよ。 四人で、レンタカーでも借りてさ」 | ||
64 | 春希 | Haruki | 「…四人?」 | ||
65 | 武也 | Takeya | 「わざとしらばっくれてるだろ? 俺と、お前と、依緒と…」 | ||
66 | 春希 | Haruki | 「日本語おかしいぞ。 しらばっくれてる時はわざとに決まってる」 | ||
67 | 武也 | Takeya | 「雪菜ちゃんと、さ」 | ||
68 | 春希 | Haruki | 「………」 | "........."
| |
69 | せっかく上手くはぐらかしたのに、 わざと空気読まない奴… | ||||
70 | 武也 | Takeya | 「ま、趣味がおばさんくさい美少女に合わせて、 温泉でのんびりするってのでもいいけどさ」 | ||
71 | 春希 | Haruki | 「いや、それは…」 | ||
72 | 多分、彼女は承諾しないし、 俺も、絶対に参加しない。 | ||||
73 | そこは、聖地だから。 | ||||
74 | 武也 | Takeya | 「…なぁ、春希。 そろそろ潮時じゃね?」 | ||
75 | 春希 | Haruki | 「…何の」 | ||
76 | 武也 | Takeya | 「ほんのちょっとの気の迷いじゃないか。 もう、忘れろよ」 | ||
77 | 春希 | Haruki | 「だから、何の」 | ||
78 | 武也 | Takeya | 「向こうは冬休み以来顔見せてないんだろ? ちょっとしたお遊びのつもりだったんだよ」 | ||
79 | 春希 | Haruki | 「………」 | "........."
| |
80 | 武也 | Takeya | 「一度そういう関係になったら 速攻で着信拒否の上フェードアウト。 気にするな、俺もよくやる手だ」 | ||
81 | 春希 | Haruki | 「てめぇ…」 | ||
82 | 武也と依緒には、俺の冬休みを隠さず話した。 | ||||
83 | 依緒にはひっぱたかれ、 武也には何故か庇われ、 そりゃもう大騒ぎだった。 | ||||
84 | 武也 | Takeya | 「とりあえず3月の初めくらいで予定立てとくから、 お前もその辺空けとけよ。 あ、それじゃ俺、今から用事あるから」 | ||
85 | 春希 | Haruki | 「あ、おい、武…」 | ||
86 | ……… | .........
| |||
87 | あの冬休みから一月以上が経った。 | ||||
88 | なのに、俺の周囲には何の波風も立たないままだった。 | ||||
89 | 依緒や武也は固く口を閉ざし、 千晶に至っては、俺の前に姿を見せなかったから。 | ||||
90 | 試験期間中も、研究室はおろか、 試験会場の教室にも顔を出さず、 どう考えても進級が絶望的な状況のはずだった。 | ||||
91 | このままじゃ、俺との接点が失われる。 皆が元の場所に戻り、何もなかったことになる。 | ||||
92 | 俺の罪も、新たに芽生えた気持ちも、何もかも… | ||||
93 | そんなんでいいわけないのに。 | ||||
94 | 俺が今、こうしていつもの自分を保ち続けられるのは、 あいつがいたからなのに。 | ||||
95 | 『試験、どうだった?』 | ||||
96 | 『俺の方は今日で全科目終了。 なんとか四年にはなれそう』 | ||||
97 | 『…なんて、わかってるとは思うけど、 これは単なる時候の挨拶』 | ||||
98 | 『雪菜が進級くらいで苦労するとは思ってないし、 俺が試験で不可を取るなんてあり得ない』 | ||||
99 | 『…前のメールから時間が経ってしまってごめん。 ずっと、雪菜に何て言おうか悩んでた』 | ||||
100 | 『武也や依緒が間に入ってくれるって言ってたけど、 それはやっぱり逃げてるってことになるから』 | ||||
101 | 『なんて、こうして返事を遅らせてしまった時点で、 十分逃げてるんだけどな、結局』 | ||||
102 | 『ええと…話せば長くなる』 | ||||
103 | 『そしてきっと、まとまりもとりとめもなく、 自己弁護と自己欺瞞と自己憐憫を繰り返し、 雪菜に余計嫌な思いをさせるだけになると思う』 | ||||
104 | 『だから手紙を書いた』 | ||||
105 | 『何度も推敲して、なるべくシンプルに。 けれど全ての事実と感じたことを漏らさず書いた』 | ||||
106 | 『あの日、雪菜と別れてからの数日間、 俺が何をしてきたのかを。 どういう気持ちで過ごしてきたのかを』 | ||||
107 | 『どうやって、雪菜を裏切ったのかを』 | ||||
108 | 『今からポストに投函する。 できれば、読んで欲しい』 | ||||
109 | 『読んだら、読んだって返事が欲しい』 | ||||
110 | 『もう話すことなんかないって思ったなら、 空メールでも構わない』 | ||||
111 | 『じゃあ、待ってるから』 | ||||
112 | ……… | .........
| |||
113 | 今でも時々、例の『発作』に襲われるときがある。 | ||||
114 | 体中を寒気が駆け巡り、嫌な汗と震えが止まらず、 側にいない誰かを求めて虚空に手を伸ばす。 | ||||
115 | そんな時、俺は自分を抱きしめてベッドにもぐり、 固く目を閉じ、五感まで閉じ…そして反芻する。 | ||||
116 | あいつのからかうような笑い声。 あいつのいい加減な言動。 あいつの、包み込むような倦怠感。 | ||||
117 | あいつの肌の温かさ、匂い、手触り。 あいつの口から漏れる息遣い、喘ぎ声。 あいつの…胎内の感触。 | ||||
118 | しばらくすると、体の震えが止まる。 いつもの自分が戻ってくる。 | ||||
119 | 俺はもう、自分の力で立ち直れる。 | ||||
120 | 千晶に与えてもらった記憶のおかげで、 千晶がいなくても前へ進める。 | ||||
121 | だから前へ進む。 結果を恐れずに。 | ||||
122 | ……… | .........
| |||
123 | …… | ......
| |||
124 | … | ...
| |||
125 | 『読んだよ』 | ||||
126 | 『春希くんからの手紙って、多分これが初めてだよね?』 | ||||
127 | 『いつもノートに書かれてた通りの、 綺麗で規則正しい字で、すごく懐かしく感じた』 | ||||
128 | 『春希くんが文学部に行っちゃって以来、 あなたの字、見たことなかったからね』 | ||||
129 | 『中身も読みやすかったよ。 なんだか論文みたいにまとまってて、 これもらしいなって、ちょっと笑っちゃった。ごめんね』 | ||||
130 | 『読んでて、春希くんが語りかけてくる光景が 目に浮かんだ。うつむいて、両手を握りしめて、 でもはっきりした声で』 | ||||
131 | 『何度も推敲したって、きっと本当だよね。 あの手紙一通に、いったい何日かけたのかな?』 | ||||
132 | 『さてと…肝心の内容についてですが』 | ||||
133 | 『ひとことで言ってしまえば、 相変わらず抱え込みすぎ、自分のせいにしすぎ。 …って、ところかな?』 | ||||
134 | 『ああ、もうひとことだけ追加するとね… 正直すぎ』 | ||||
135 | 『もっと軽く考えてくれれば、 お互い傷つかずに済むのにね』 | ||||
136 | 『なんてね、これは自滅かな』 | ||||
137 | 『きっかけを作ったのはわたしの方なのに そんなこと言われても、春希くんにとっては 笑うしかないよね』 | ||||
138 | 『でも正直、この事実を飲み込むには 少し時間がかかるよ…』 | ||||
139 | 『何度も読んだけど、もっと読んで、悩みます。 怒ったり、嘆いたり、反省したり… 誰も見ていないところで、嫌な自分になります』 | ||||
140 | 『けれど、必ず結論を出すから。 そして、出した結論は必ず伝えるから』 | ||||
141 | 『それまで待っててください。 …できれば今の状況のまま』 | ||||
142 | 『じゃあ、必ず連絡するから。 おやすみなさい』 | ||||
143 | 『ところで追伸』 | ||||
144 | 『武也くんが誘ってきてるスキーの件どうする? わたし、今まで行ったことないからちょっと不安で…』 | ||||
145 | ……… | .........
| |||
146 | 千晶が、俺の部屋から去って、もう何日経っただろう。 | ||||
147 | あいつは、研究室にも、学食にも、キャンパスにも その姿を見せることはなかった。 | ||||
148 | 電話はずっと留守電のまま。 メールを送ってもなしのつぶて。 | ||||
149 | あいつ得意の気まぐれなのか、 それとも、明確な意志を持ってそうしてるのか… | ||||
150 | とにかくあいつは、俺との接触を完全に拒絶した。 | ||||
151 | 『わかった』 | ||||
152 | 『あんな勝手な手紙だったのに、 返事を約束してくれてありがとう』 | ||||
153 | 『ただ、ひとことだけ言わせてもらうと、 相変わらず甘すぎだと思う』 | ||||
154 | 『ま、調子に乗って甘える奴が一番悪いんだけど。 …誰に対してもそうなのが更にタチ悪いし』 | ||||
155 | 『とにかく、返事を待ってる。 それじゃ、おやすみ』 | ||||
156 | 『追伸について』 | ||||
157 | 『…行くの?』 | ||||
158 | なぁ、千晶… | ||||
159 | お前、いい加減俺の前に現れろよ? でないと俺… | ||||
160 | お前が側にいないのに、 立ち直ってしまいそうだ。 | ||||
161 | 『追伸の件』 | ||||
162 | 『え? 春希くん行かないの? じゃ、わたしも行かない』 | ||||
163 | 『Re:追伸の件』 | ||||
164 | 『なんで?』 | ||||
165 | 『Re:追伸の件』 | ||||
166 | 『だって、あの二人の邪魔したくないもん。 わたし一人だけだと、絶対に気を使うだろうし』 | ||||
167 | 『Re:追伸の件』 | ||||
168 | 『いや、そういうことを聞いてるんじゃなくて…』 | ||||
169 | 『Re:追伸の件』 | ||||
170 | 『去年、スキー合宿行ったんでしょ? 武也くんが言ってたよ? だから教えてもらえるかなって期待してたんだけど』 | ||||
171 | 『Re:追伸の件』 | ||||
172 | 『あいつらを二人きりにしようとすると、 必然的に俺たちが二人きりになるんだけど…?』 | ||||
173 | 『[W15]R[W15]e:[W15]追[W15]伸[W15]の[W15]件[W15]』 | ||||
174 | 『[W15]わ[W15]た[W15]し[W15]と[W15]二[W15]人[W15]は、[W15]嫌?』 | ||||
175 | 『[W15]R[W15]e:[W15]追[W15]伸[W15]の[W15]件』 | ||||
176 | 『[W15]俺…[W15]浮[W15]気[W15]者[W15]だ[W15]ぞ?』 | ||||
177 | 『[W15]知っ[W15]て[W15]る[W15]よ』 | ||||
178 | 『[W15]わ[W15]た[W15]し、[W15]結[W15]構[W15]根[W15]に[W15]持[W15]つ[W15]よ?』 | ||||
179 | 『[W15]知っ[W15]て[W15]る』 | ||||
180 | 『[W15]わ[W15]かっ[W15]た、[W15]行[W15]く[W15]よ』 |
Script Chart
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Introductory Chapter | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
1001 | 1008 | 1009 | 1010 | 1011 | 1012 | 1013 |
1002 | 1008_020 | 1009_020 | 1010_020 | 1011_020 | 1012_020 | |
1003 | 1008_030 | 1009_030 | 1010_030 | 1011_030 | 1012_030 | |
1004 | 1008_040 | 1010_040 | 1012_030_2 | |||
1005 | 1008_050 | 1010_050 | ||||
1006 | 1010_060 | |||||
1006_2 | 1010_070 | |||||
1007 |
Closing Chapter | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Common | Setsuna | Koharu | Chiaki | Mari | ||||||
2001 | 2011 | 2020 | 2027 | 2301 | 2309 | 2316 | 2401 | 2408 | 2501 | 2510 |
2002 | 2012 | 2021 | 2028 | 2302 | 2310 | 2317 | 2402 | 2409 | 2502 | 2511 |
2003 | 2013 | 2022 | 2029 | 2303 | 2311 | 2318 | 2403 | 2410 | 2503 | 2512 |
2004 | 2014 | 2023 | 2030 | 2304 | 2312 | 2319 | 2404 | 2411 | 2504 | 2513 |
2005 | 2015 | 2024 | 2031 | 2305 | 2313 | 2320 | 2405 | 2412 | 2505 | 2514 |
2006 | 2016 | 2025 | 2032 | 2306 | 2314 | 2321 | 2406 | 2413 | 2506 | 2515 |
2007 | 2017 | 2026 | 2033 | 2307 | 2315 | 2322 | 2407 | 2507 | 2516 | |
2008 | 2018 | 2308 | 2508 | 2517 | ||||||
2009 | 2019 | 2509 | ||||||||
2010 | ||||||||||
Setsuna | Koharu | Chiaki | Mari | |||||||
2031_2 | 2312_2 | 2401_2 | 2504_2 | 2511_2 | ||||||
2031_3 | 2313_2 | 2402_2 | 2507_2 | 2513_2 | ||||||
2031_4 | 2313_3 | 2402_3 |
Coda | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Common | Kazusa (True) | Setsuna (True) | Kazusa (Normal) | ||||||
3001 | 3008 | 3014_2 | 3020 | 3101 | 3107 | 3201 | 3207 | 3901 | 3907 |
3002 | 3009 | 3014_3 | 3021 | 3102 | 3108 | 3202 | 3208 | 3902 | 3908 |
3003 | 3010 | 3015 | 3022 | 3103 | 3109 | 3203 | 3209 | 3903 | 3909 |
3004 | 3011 | 3016 | 3023 | 3104 | 3110 | 3204 | 3210 | 3904 | |
3005 | 3012 | 3017 | 3024 | 3105 | 3111 | 3205 | 3211 | 3905 | |
3006 | 3013 | 3018 | 3106 | 3206 | 3906 | ||||
3007 | 3014 | 3019 | |||||||
Common | Setsuna (True) | Kazusa (Normal) | |||||||
3001_2 | 3210_2 | 3901_2 | 3906_2 | ||||||
3015_2 | 3902_2 | 3907_2 | |||||||
3902_3 | 3907_3 | ||||||||
3904_2 |
Mini After Story and Extra Episode | |||
---|---|---|---|
The Path Back to Happiness | The Path Forward to Happiness | Dear Mortal Enemy | |
6001 | 6101 | 4000 | 4005 |
6002 | 6102 | 4001 | 4006 |
6003 | 6103 | 4002 | 4007 |
6004 | 6104 | 4003 | 4008 |
6005 | 4004 | 4009 |
Novels | |||||
---|---|---|---|---|---|
The Snow Melts, And Until The Snow Falls | The Idol Who Forgot How to Sing | Twinkle Snow ~Reverie~ | After the Festival ~Setsuna's Thirty Minutes~ | His God, Her Savior | |
5000 | 5100 | 5200 | 5205 | 5300 | 5400 |
5001 | 5101 | 5201 | 5206 | 5301 | 5401 |
5002 | 5102 | 5202 | 5207 | 5302 | |
5003 | 5103 | 5203 | 5208 | 5303 | |
5004 | 5104 | 5204 | 5209 |
Short Stories | |||
---|---|---|---|
Princess Setsuna's Distress and Her Minister's Sinister Plan | Koharu Climate After the Passing of the Typhoon | This isn't the Season for White Album | Todokanai Koi, Todoita |
7000 | 7100 | 7200 | 7300 |