White Album 2/Script/2031 3

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1	雪菜	Setsuna	「んっ………ちゅ、んぷ… あ、はぁ…は、あ…んっ… ひゃぁ…あ、あぅ…う、んっ…く、ぁぁ…」	"Nnnh... chu, nfah... ah, haaa, ahn... Hyaaa... ah, ahh, ngh... aa..."
2	春希	Haruki	「雪菜…あ…あぁぁ…ん… はぅ、う、ぅぁ…あむ…はぁぁ…あ」	"Setsuna... ah... aaaahn... Ha, uh, hng... ha, haaa..."
3	雪菜	Setsuna	「ちゅぷ…ん、んぅ…ぷぁ… は、はぁ、はぁ…は、春希く…ぅんっ、ん、く…」	"Chu... hn, nnh... aaahn... Haaa... Ha- Haruki-kun... nh..."
4			雪菜についた俺の汚れを洗い落とすためだったのに…	Although we were supposed to be here to wash my stain on Setsuna...
5			結局俺は、また雪菜を唾液まみれにしてしまう。	In the end, I've started covering Setsuna with my saliva all over again.
6	春希	Haruki	「は、あ、ぁぁ…ん、んぷ…は、はぁ、ぁぁぁ…」	"Nhah, ah, hn... ah, haaa...
7	雪菜	Setsuna	「んっ…んぅ、や、は、はぁぁ…あんっ、 んむぅ…ちゅ…あ、ああんっ…ひ、ゃぁぁ…」	"Mmm, hnm, ah, haaa, aaaah... hmu, mh... mn, ah, yaah..."
8			服を脱いで、一緒に浴室に入り、 雪菜にボディーソープを渡したはずだった。	After we both took our clothes off and entered together, Setsuna's body was supposed to be covered in body soap, and yet...
9	雪菜	Setsuna	『春希くんが、綺麗にして？』	"Haruki-kun, would you like to clean me?"
10			けれど雪菜のそんな甘い囁きに、 一瞬で降伏してしまった。	A single moment was all it took for me to succumb to Setsuna's entrancing whisper.
11	雪菜	Setsuna	「ん、んぅ…ちゅぷ…は、あむ、ん、ん…っ、 はぁ、はぁぁ…あ、春希く…ぅんっ、ん、く…」	"Ah, nha... chu, haah, haahn, mhh, ah... Haah, hah, Haruki-k- nhg... hn!
12			雪菜が垂らすソープを、 スポンジじゃなく手で受け止めたのは、 咄嗟のことだったのか、明確な意志だったのか…		idk
13			ぬるぬると滑る手を雪菜の全身に這わせ、 全ての感覚を手のひらに集中し、 その柔らかさと滑らかさを感じ取る。	With my slippery hands, I crawled all over Setsuna's body, focusing all of my attention upon my palms, and savoring the sensation of the softness and smoothness of her skin.
14			あっという間に、雪菜も俺も、 激しく息を荒げ、全身を絡みあわせていた。	Soon enough, both Setsuna and I started breathing intensely, and entangled our bodies once again.
15	春希	Haruki	「ん、ちゅ…んぷ…は、はぁ、ぁ… せ、雪菜…ぅぁ、ぁぁ…」	"Nha, chu... nhaa, haa, hn... Se, Setsuna... ahn, haa..."
16	雪菜	Setsuna	「ひゃっ…あ、あぁぁ… や、や…そこ、そん…ぅぁっ」	"Ah, haan! Aaaah... Ah, that's...! Hn...
17			今度は、唇へのキスだけじゃない。	This time, I'm doing more than just kissing her lips.
18			首筋を往復するように舌を這わせ、 耳たぶを舌先で転がし、 そのまま穴の方にまで差し込む。	I slide my tongue across the entire nape of her neck, and reach her earlobe, rolling over it with the tip of my tongue, and even poking inside the hole a little.
19			そうして、自分の頭を動かすことにより、 唇で繋がっていたときとは違う視界を確保する。	Then, by shifting my head to the side, I signal to her that it's not the time for us to kiss, and secure myself a field of view.
20	雪菜	Setsuna	「あ、あっ…ふぁぁぁっ、 い、いぅっ…はっ、はっ、はぁっ…あ、あんっ」	"Ah, ha, uwaaaaah... Hi, hiuu... kya, haaan... uhnnn, haa...
21			…俺の手が、雪菜の胸を、しつこく愛撫してた。	...With my hands, I persistently caress Setsuna's breasts
22			下から持ち上げるように揺らすと、 ぷるぷると弾力たっぷりに震え、 先端のピンクの突起が、つんと上を向く。	Supporting and shaking them from below, I watch as they elastically jiggle in full, and as their trembling pink tips stand facing upwards.
23			その突起を親指と人差し指で摘み、 引っ張るようにさらに持ち上げると、 雪菜の乳房がますます膨らんでいく。	With my thumb and index fingers, I pinch and pull Setsuna's nipples as if to extend them even more, and they swell even further in response.
24	雪菜	Setsuna	「あ、あ、あ…ぃぅっ！ あ、はぁぁっ、あ、ああっ… や、そんな…いた…い、く…あぁぁんっ」
25			そこで手のひらに力を込めて握り潰すと、 ボディソープのぬめりのせいで、 俺の拘束からつるんと逃げる。
26			それでも諦めずに、今度は押し潰すように 手のひら全体で胸を覆うように掴み、 そのまま指を胸肉に食い込ませていく。
27			柔らかい胸が、俺の手の中で次々と形を変え、 時々、指の間から乳首が顔を出し、 目からも手からも、俺を激しく興奮させていく。
28	雪菜	Setsuna	「はぁ、はぁ、はぁぁ… い、や、だぁ…こんな、春希くんに、わたし… こんなに、され…はぁぁぅっ」
29			そうやって俺に蹂躙されるたび、 雪菜の方までもが、激しく息を荒げ興奮する。
30			俺に、モノみたいに扱われるたびに、 …俺のモノみたいに扱われるたびに、 甘い声と身体の震えを包み隠さず見せつける。
31	雪菜	Setsuna	「はふ…ぅ、ぁ…はぁんっ、はぁっ、あ、んんっ… ひ、ひぐ…う、うぅ…あぁぁんっ、ん、ぅぅんっ」
32			そんなにも、いやらしく可愛らしい声を聞かされる 俺の方も、それはもう溜まったものではなく…
33			爆発してしまいそうな獣の情欲を、 雪菜の乳房にぶつけるかのように揉みしだき、 その光景を、目を見開いて焼きつける。
34			雪菜の胸が、俺の手のひらに潰され変形し、 けれどその弾力によって柔らかく押し返し、 ぬめり、弾み、歪み、膨らむ。
35			その先端にあるピンク色の突起も、 乳房の動きに翻弄されるかのように、 あらゆる方向を向き、潰れ、しこり、ぴんと立つ。
36	雪菜	Setsuna	「あぁぁぁぁっ…あっ、は、春希く…あぁぁ… や、あ、んっ…そ、それ…ふあぁぁ…っ」
37			雪菜が“それ”と表現したもの…
38			俺の獣をもっとも直接的に表現してるものを、 雪菜のお尻に押し当てた。
39			ボディソープで滑らかになっていた互いの肌は、 触れあうと、その凹凸を隙間なく埋めようとする。
40	雪菜	Setsuna	「やっ、やっ…やぁぁ…はぁぁんっ、 あ、熱…熱いよ、春希くん、の…」
41	春希	Haruki	「せ、雪菜も…んっ、ん、く…ぁぁ」
42			雪菜のお尻の割れ目に俺のものが挟み込まれ、 ぬめりを伴って上下に律動する。
43			互いの体温と摩擦熱で温められ、 ほとばしってしまいそうな快感がせり上がっていく。
44	雪菜	Setsuna	「はっ、あ、あ…こ、これ…これが… は、春希くんの…これが、わたしの、なぁ…あぁ」
45	春希	Haruki	「っ！？ う、あぁぁ…や、あ、あ…雪菜…っ？」
46			と、そんな俺の止まらない欲情を、 雪菜の指が、受け止める。
47			自分のお尻と俺との間に手を差し入れ、 そこで暴れている俺の先端を、包み込む。
48			やっぱりボディソープでぬめった雪菜の指先は、 俺の熱いものをひんやりした感触で受け止め、 恐る恐る握ったり開いたりしてみせる。
49	雪菜	Setsuna	「やっぱり…熱い、熱いよぉ… それに、こんなに、固い… わたしの…春希くんの…っ」
50	春希	Haruki	「せ、雪菜…ぁぁっ」
51	雪菜	Setsuna	「っ！？ あ、あああああああああ～っ、 あっ、あっ…や、いっ、うぅっ…う、うぅぅ…」
52			雪菜の指先が、俺のを包み込み、 最後まで導こうとするみたいに動き出す。
53			思わず腰が引け、頭を下げてしまった俺は、 けれどそのまま雪菜へ主導権を渡すわけにはいかず。
54			…目の前にあった、雪菜の胸の先っぽを口に含み、 強く吸い上げた。
55	雪菜	Setsuna	「あぁっ、はぁぁっ、あ、あんっ、 や、ちょっと…そんな…はぁぁんっ、ん～っ」
56			俺の唇から笛を吹くような高い音が響き、 雪菜の胸が、強く引っ張られる。
57			俺の口の中に、しこった突起の感触が広がり、 その後、柔らかい肉の感触が追従してくる。
58			…甘くて、固くて、柔らかくて、 思わずごくりと唾ごと飲み込みたくなる。
59	雪菜	Setsuna	「あっ、ああっ、あ～っ、 は、はぁ…あんっ、や、ひんっ… く、くすぐった…あああんっ、い、いぅっ」
60	春希	Haruki	「ん、んぅ…っ、 は、あ、あ…うああ…あっ、 は、はぁ…ん、ちゅ…ぷぁ」
61			けれど、俺がそうやって激しくすればするほど、 雪菜の行為も、徐々に激しさを増していく。
62			やわやわと優しく握っていた手に力がこもり、 握り方を色々と変え、ついには上下に動かし始める。
63			何かに取り憑かれたかのように、 俺を昇らせようと必死で頑張ろうとする。
64	雪菜	Setsuna	「はぁっ、はぁぁっ…あ、んっ… いぅっ、や、ひっ…やぁぁんっ、んっ… あ、熱っ、わたし、わたし………熱い」
65	春希	Haruki	「俺も…雪菜…っ、 あ、く、ぅぁ…はぁ、あ、んむ…ぷ、く、はむ…ん」
66			雪菜の“寒さ”は取り払われた。
67			それが恒久的なものかどうかはわからないけど、 少なくとも、一時的には忘れさせることはできた。
68			後は、雪菜に熱を持たせたまま、 最後まで導いてあげられたら…
69	雪菜	Setsuna	「ふぁっ、あぁ、ん…くぅ、ん…あぁぁん…ぃ、ぅ… ふ、ふぅぅ…ぅぁ…んっ、く…あぁぁ…」
70	春希	Haruki	「っ…あ、あぁ…」
71			そうだ… 今は、雪菜を導いてあげるのが先決だ。
72	雪菜	Setsuna	「は、春希くん…こ、れで、いい？ 春希くんは、これで、気持ち、いい？」
73	春希	Haruki	「せ、雪菜…いいんだって…今、は…っ」
74			俺だけ先に終わることは許されない。 雪菜を置き去りにすることだけは…
75	雪菜	Setsuna	「で、でも、でも… わたし、春希くんに、してあげたいのに…」
76			雪菜の手つきは、もちろん全然慣れてなくて、 時々痛かったり、息が合わなかったりしたけれど。
77			何より、雪菜がそんな行為をしてるということが、 俺を、様々な意味でいたたまれなくさせて…
78	春希	Haruki	「ま、待って、雪菜…まだ待って！」
79	雪菜	Setsuna	「あ…っ」
80			しかも、もちろん気持ち良くない訳もなく、 もう結構、限界まで近づいてしまっていた。
81			だから雪菜の肩を掴むと、 互いの身体を必死で引き剥がした。
82	雪菜	Setsuna	「だ…駄目だった？ わたし、その…よくなかった？」
83	春希	Haruki	「ち、違う。 その…逆」
84	雪菜	Setsuna	「あ…あぁ…はぁぁ…」
85			と、俺と距離を置いて向き合った雪菜は、 自分の握っていたものの今の姿を目の当たりにして、 熱くて嬉しそうなため息をついた。
86	春希	Haruki	「もう、ヤバいから…だから」
87	雪菜	Setsuna	「春希、くん…」
88			それは俺の腹にくっついてしまうほどにそそり立ち、 雪菜の頑張りをしっかりと認めていたから。
89	春希	Haruki	「だから先に… 雪菜のこと、綺麗にさせて」
90	雪菜	Setsuna	「で、でも、でも…わたし、春希くんに、 たくさん気持ち良くなって欲しくって…」
91	春希	Haruki	「俺も同じなんだ… だから今は、俺のワガママを通させて？」
92	雪菜	Setsuna	「そ、んな…」
93	春希	Haruki	「先に、雪菜を、させて。 雪菜の………奥まで見せて」
94	雪菜	Setsuna	「………っ！？ は、春希く…」
95			だから、力づくでも主導権を奪い返す。
96			………	.........
97	春希	Haruki	「………」	"........."
98	雪菜	Setsuna	「っ…ぁ…はぁ、はぁぁ…」
99	春希	Haruki	「………」	"........."
100	雪菜	Setsuna	「はぁ、はぁ、はぁぁ…あ、あ… は、春希くん…っ」
101	春希	Haruki	「…ん？」
102	雪菜	Setsuna	「や、やめ… そんなにじっと見ないで…っ」
103	春希	Haruki	「嫌だ」
104	雪菜	Setsuna	「は、春希くぅん…っ、 そんな、そんな…はぁぁんっ」
105			シャワーのお湯で、全身を洗い流し…
106			そのまま、雪菜の下腹部にお湯をかけながら、 目の前に、ゆっくりひざまずく。
107			『脚、開いて？』って頼んだら、 雪菜は真っ赤になりつつも、 ほんの少しだけ、両脚を床に滑らせてくれた。
108	雪菜	Setsuna	「や、やめて、やめ… そこだけは、その…」
109	春希	Haruki	「雪菜だって… さっきまで、俺の、触ってた」
110	雪菜	Setsuna	「そ、それは…」
111			それからしばらく俺は、 何もせず、ただじっと雪菜のそこを見つめ続けた。
112			弄りもせず、それどころか触れもせず、 けれど瞬きもせず、食い入るように見つめた。
113			その、ただ見つめるだけの俺を、 これ見よがしに雪菜に見せつけた。
114	春希	Haruki	「さっきは全然見れなかったから… だから、じっくり見させて、雪菜のここ…」
115	雪菜	Setsuna	「や、や～、やぁぁぁぁ～っ、 そういうこと、言うのやめてよぉ…お願い」
116			しばらくすると、雪菜に劇的な変化が訪れた。
117			見られているだけなのに、 いや、見られているだけだからこそ、 顔を歪め、今まで以上に息を荒げて恥じらう。
118	雪菜	Setsuna	「は～、あ、あ…ぁぁぁ…やめて… 何もさせてくれない方が、何もしてくれない方が、 なんだか余計に恥ずかしいよぅ」
119	春希	Haruki	「やめても何も… 雪菜の言う通り、何もしてない」
120	雪菜	Setsuna	「そんなの…そんなのごまかしだよぉ。 あ、ああ…あぁぁぁ…はぁ、はぁぁ…ぃゃぁぁ…」
121			いつしか、目もとろんと垂れ下がり、 口の端から涎がこぼれるのも止められず。
122			そして…
123	春希	Haruki	「あ…ぁぁ…」
124	雪菜	Setsuna	「っ…な、なに？ わたし、なにか変？」
125	春希	Haruki	「雪菜…」
126			俺の視線の先からも、 とろんとしたものが流れ出てきて、 内股を伝った…
127	雪菜	Setsuna	「はぁ、はぁ、はぁぁ…ど、どうした、の？ わ、わたし…やっぱり、おかしいの？」
128	春希	Haruki	「おかしくていい… いや、おかしくなって欲しい」
129			雪菜の入り口が、 俺の目の前でゆっくり開いてくる。
130	雪菜	Setsuna	「い、嫌、いやぁ… 春希くんに、おかしくなって欲しかったのに… なのにわたしの方が、わたしだけ、なんて…」
131			そして、そこから垂れてきた液は、 白いけど半透明で、粘り気のある…
132	雪菜	Setsuna	「こんなわたしをあなたに知られてしまうなんて…」
133			多分、前の俺のと、今の雪菜のが混じり合った、 そんな、二人で作り上げたいやらしい液だった。
134	春希	Haruki	「俺は、嬉しいけど」
135	雪菜	Setsuna	「お願い、軽蔑しないで… しないで、春希くん…っ」
136	春希	Haruki	「するわけないだろ… それどころか、余計好きになった」
137			だって、俺が、こじ開けたんだ。 雪菜の、ここを。
138			俺が、流し込んだんだ。 雪菜の、ここに。
139	雪菜	Setsuna	「～～～っ！ あ、あぁ…あああああっ」
140			内股を垂れる液を指ですくい上げるようにして、 ようやく雪菜に触れる。
141			つつ、と太股を撫で上げ、 指先についた粘り気を、指を広げて延ばす。
142	雪菜	Setsuna	「はっ…や、ぁ…やめて、やめ…ふぇぇ…ぅぇ…っ」
143	春希	Haruki	「でも、綺麗にしないと。 俺が汚したんだし」
144	雪菜	Setsuna	「っ…はぁぁぁんっ」
145			内股を伝った雪菜の液を、 ぬるめのシャワーでゆっくりと洗い流す。
146			粘り気のある白い液が、透明なお湯に駆逐され、 雪菜の、元から白い太股を、再び輝かせる。
147			雪菜の火照った肌に水玉が散り、 俺たちの痕跡が消えていく。
148	雪菜	Setsuna	「は、あ、あぁ…んぅ…は、はぁぁ…」
149			雪菜の息遣いも少しだけ収まり、 さっきまで緊張しっぱなしだった両脚も、 力が抜け、少しだけ腰がずり落ちる。
150			シャワーの水音が、 小さくなった雪菜の吐息をかき消し、 浴室に、本来の音量が戻っていく。
151			けれど、この穏やかな時間の持つ意味は、 決して『これでおしまい』なんかではなくて…
152	春希	Haruki	「あ… また、垂れてきた」
153	雪菜	Setsuna	「っ… うぁ…あ、ああ…や、やだ…」
154			次の激しい行為までの、 ほんの短いインターバルだった。
155	春希	Haruki	「もっと綺麗にしないと。 雪菜、もう少し脚、開いて」
156	雪菜	Setsuna	「っ…は、春希くん…？ そ、その…そんなことまで…ひゃうっ」
157			せっかく洗い流して綺麗にしても、 雪菜の、開いたままの入り口からは、 まだ、奥に溜まってた白い液が徐々に溢れてくる。
158	春希	Haruki	「痛かったら言って… やめないけど、優しくするように努力する」
159	雪菜	Setsuna	「～～～っ！」
160			だから俺は泉源へと… 入り口を辿って、指を滑り込ませる。
161			くちゅ、という水音が跳ね、 雪菜のなかは、俺の指を受け入れた。
162	雪菜	Setsuna	「そ、そこ、そこは…やあぁぁぁんっ！ あっ、あっ、あぁぁ…んっ、ん～っ！」
163			人差し指がゆっくりと… けれど、徐々に奥まで埋まっていく。
164			雪菜のそこは、内壁全部で俺を締めつける。 入っていこうとする指を必死で押し戻そうとする。
165	雪菜	Setsuna	「いあっ、あ、あ～っ、 だ、駄目、駄目駄目駄目なの！ あ、ああ…はぁぁぁんっ、ん、あ、あぁぁぁ…」
166			けれど、雪菜の口から出る『駄目』と同様に、 最後まで抵抗はせず、段々俺を受け入れていく。
167			とうとう、付け根まで奥に差し込まれ、 隙間から空気の漏れる音がいやらしく響く。
168			指の隙間から俺の手に、 白く泡立った液体が、また垂れ落ちてくる。
169			奥まで差し込んだ俺の指をつたって。 奥まで飲み込まれた俺の精液が。
170	雪菜	Setsuna	「あ、ぁぁ…い…いやぁ…そんなぁ… そんな、恥ずかしいことばかりしないでぇ」
171	春希	Haruki	「雪菜が恥ずかしがることなんかないって。 …だってこれ、俺のだから」
172	雪菜	Setsuna	「…春希くん、の？」
173	春希	Haruki	「ああ… 俺と雪菜が、結ばれたって証」
174	雪菜	Setsuna	「………」	"........."
175			零れ出た俺たちの液は、 広げた俺の手のひらに、少しずつ溜まっていく。
176			指先を曲げて、奥から掻き出すように動かすと、 くちゅ、くちゅという粘りついた音が、 浴室に響き渡る。
177	雪菜	Setsuna	「あっ…あ、あぁ…ぁぁぁ… は、春希くんと、わたし、の…ぉ、ぁ」
178			音も声も、ひどく淫靡な響きで、 俺の耳をくすぐり、ますます興奮させる。
179	春希	Haruki	「まだ…出てくる」
180	雪菜	Setsuna	「はぁぁぁんっ、い、あ、あ…あぁっ… あんっ、んっ、んぅっ…や、そこ…なんだか…」
181	春希	Haruki	「痛い、か？」
182	雪菜	Setsuna	「い、いたくは…ないんだけどぉ… でも、なんか変…ひゃぁぁんっ、ん、くぅ…っ」
183			奥から入り口に向かって 指で引っかくように膣癖を滑らせると、 雪菜の声が、また大きくなる。
184			指を締めつける胎内の力は不規則に変化して、 けれど潤滑油だけはどんどん増えていき、 手のひらに、ゆっくり溜まっていく。
185	雪菜	Setsuna	「っ！？ あ、あああああ～っ！ や、や、や…やぁぁ…」
186	春希	Haruki	「ごめん、熱かった？」
187			溜まった液を一度湯で洗い流すと、 雪菜のそこが、びくびくと収縮した。
188	雪菜	Setsuna	「ち、違うの、違う… なんだか、その…」
189			でもそれは多分、熱じゃなくて、 水があたった刺激の方に反応してるみたいで。
190	春希	Haruki	「じゃあ、続けていい？」
191	雪菜	Setsuna	「………だ、大丈夫。 わたしのなか、綺麗に、して」
192	春希	Haruki	「ん…」
193	雪菜	Setsuna	「あっ… あぁ…あぁんっ、あ、あふぅ…ん、んぅ…」
194			今度は、指を動かすのとお湯をかけるのを 両方同時にやってみる。
195			雪菜の入り口は、俺の精液と雪菜の分泌液と、 さらにシャワーのお湯までもが混ざり、 空気と粘液と水混じりの空気音を響かせていく。
196	雪菜	Setsuna	「はぁぁ…あぁ、ふぅぁぁ…ん…んぅ… はぁ、はぁぁ、あっ…あっ…んんっ…う、く…」
197			雪菜の声が、愛撫してた時みたいに、 鼻にかかった甘いものへと戻っていく。
198			全身の力が少しずつ抜けていき、 俺の肩に置かれた手にかかる体重が、 いつの間にか結構重くなってきてた。
199			俺に、身体を預けてきてた。
200			………	.........
201	雪菜	Setsuna	「んっ、はぁ、あ、あんっ… あっ、あぁ…あぁぁんっ… はぁ、はぁ、はぁぁ…は…春希、くん」
202	春希	Haruki	「…ん？」
203	雪菜	Setsuna	「綺麗に…なった？」
204	春希	Haruki	「ああ…そっか」
205	雪菜	Setsuna	「春希くん…？」
206			もうとっくに、雪菜のなかから零れる液は、 色を失っていた。
207			ただ俺は、自分の指の動きに合わせて鳴く、 雪菜の可愛い喘ぎ声に夢中になってただけで…
208	春希	Haruki	「もう、大丈夫だ… どこも汚れてない」
209	雪菜	Setsuna	「よかった…じゃあ、春希くん…」
210	春希	Haruki	「………」	"........."
211	雪菜	Setsuna	「春希、くん？」
212	春希	Haruki	「ほんとに、綺麗だ…」
213	雪菜	Setsuna	「え…？」
214			喘ぎ声だけでなく…
215			雪菜の、女の子の中心から、 目が離せなくなっていただけで…
216	春希	Haruki	「雪菜…ぁ」
217	雪菜	Setsuna	「は、春希く…ぁぁぁああああああっ！？」
218	春希	Haruki	「は、あ…ちゅ…ん」
219			我慢が…できなくなっていただけで。
220	雪菜	Setsuna	「あっ、あっ、あっ… や、や…なにを、して…はぁぁんっ」
221			綺麗に、俺の色を落としたばかりの雪菜のそこに、 今度は、舌を押しつけていく。
222			目の前で、ほんの小さく突き出てた突起を、 唇で包み込み、軽く吸ってみる。
223			指を伝って流れ落ちる粘度の高い液は、 いっきにその量を増して、俺の舌に触れる。
224	春希	Haruki	「ん…ちゅぷ…は、あぁ…んむ」
225			俺は、そうして流れ出る雪菜の液を、 キスのときと同じ要領で吸い込み、飲み込む。
226	雪菜	Setsuna	「あぁぁ、やぁ、こんな、やだ、もう… そ、そんなことまで、しなくてもいいんだってば… あ、ああっ、春希くん汚いよぅ」
227	春希	Haruki	「たった今綺麗にしたばかりだ… ん、んぅ…んぷ…」
228			手のひらの上にこぼれたものまで、 舌先ですくうように舐め上げて、喉に流す。
229			雪菜の太股が、また緊張を取り戻し、 俺の頭を挟み込むように締めつけてくる。
230			けれどそれは、俺の口唇での愛撫を排除するどころか、 自分のそこに押しつけてしまうという逆効果を生む。
231	雪菜	Setsuna	「あぁぁぁんっ、や、やめ…やめぇ…ぃぁぁ… そんなの、そんなの…ぃぅぅぅぅっ」
232			多分、指でするのと舌でするのと、 そこまで劇的に感覚が違う訳じゃない。
233			ただ、俺がしてることが、 自分がされてることが、 あまりにも彼女の羞恥心を刺激して…
234	雪菜	Setsuna	「あああああ…ああああああんっ！」
235			たまらない快感を生んでいる… という希望的観測。
236	春希	Haruki	「ん、く…んむ…あ、はぁ…」
237			俺は、そんな自分に都合のいい理由にすがり、 ひたむきに雪菜の下半身に取りつき、 舌と指での愛撫を繰り返す。
238			指を二本にして、雪菜の奥まで差し入れ、 拡げるようにかき回し、こぼれてきた液を舌でぬぐう。
239			音を立ててすすり、舐め上げ、 先端にある突起を隠す包皮に舌を潜り込ませ、 そこに唾液を流し込む。
240	雪菜	Setsuna	「はぅっ、あ、いや、あ…だ、だ…だめ、 こんなの、全然知らないっ」
241			多分、今まで人生で感じた いかなる感覚とも違う違和感に、雪菜は悶えてる。
242			俺の肩を掴む手に力がこもり、 痛いくらい爪を立て、握りしめ、 その違和感を俺に訴え続ける。
243			でも俺は、自らに課した使命感と、 自らの赴く欲望のままに、 雪菜を責め続ける。
244			さっきまでの俺の痕跡を全て消し去り、 そしてまた、新たな俺の痕跡を刻む。
245	雪菜	Setsuna	「こんな、こんなこと… 春希くんが、こんないやらしいこと…」
246	春希	Haruki	「雪菜、だから…」
247	雪菜	Setsuna	「わ…わたし、だから？」
248	春希	Haruki	「うん… 雪菜のこと、どこも自分のものにしたい。 ん…んぅ…」
249	雪菜	Setsuna	「～～～っ！ あ、あぁ…ひぅんっ、や、そこ、そこ、は…っ」
250			唾液をまぶした突起を舌でゆっくりねぶると、 指先から垂れ落ちるしずくの量が増えてくる。
251			俺の愛撫に、雪菜が激しく感じてる。 数時間前の初めてのときよりも、激しく。
252	雪菜	Setsuna	「はっ、はぁ、あ、んっ… ね、ねぇ、春希くん… わたしだけなの？」
253	春希	Haruki	「ん、んぷ………う、ん…」
254	雪菜	Setsuna	「他の誰にも…っ、 したいって、思ったりしない？」
255	春希	Haruki	「こういうこと… 全部、雪菜だけに決まってる」
256	雪菜	Setsuna	「あ、あ、あっ…はぁ、ぁぁんっ、ん、く… わたし以外には…こんないやらしいことしない？ …わたしにだけ、いやらしいの？」
257	春希	Haruki	「雪菜だけだ… 雪菜、だけだよ」
258	雪菜	Setsuna	「う、うん、うんっ… な、なら…はぁぁぁぁっ、あ、もっと…いい… ああああああんっ」
259			たぶん雪菜は、特別を求めてる。
260			大切にされることも、愛されることも。
261			激しく苛められることも、モノ扱いされることも。
262			雪菜だけになら、いい。 雪菜にしかできないことなら、してもいい。
263	雪菜	Setsuna	「あ、んっ…や、はぁぁ… あ、あたま…ひぅっ…ぼうっと…ぅぁぁ、 あ、あぁぁ…春希くん…すきぃ…」
264			違和感を、頭の中で『特別なこと』に置き換えて、 幸せを感じ、快感を高めていく。
265			今の雪菜にはきっと、そういうところがある。
266			…それは俺が刻み込んでしまった、 悲しい習性なのかもしれないけれど。
267	春希	Haruki	「雪菜…ん、んむ…」
268	雪菜	Setsuna	「ふぁぁぁぁっ！？ あ、あ～っ、それ…そんな、やぁぁぁんっ」
269			とどめとばかりに、 指と舌の役割を置き換える。
270			舌を、雪菜の入り口に差し込み、 こぼれ落ちる雪菜の液を、俺の唾液と混ぜ、 はしたない音を立てて強くしゃぶる。
271			引き抜いた指を突起の方にあてがい、 包皮から剥き出したそれを押しながらこねる。
272	雪菜	Setsuna	「うあぁぁ…ぁぁ、あっ…いっ、いっ、いぅっ… はうぁぁぁ…んぅぅ…ふぅぅっ」
273			こんな俺の激しい行為は、三年前からの記憶…
274			雪菜が自分のものになることを想定して、 あらゆる恋人同士の行為を思い描いたあの頃からの。
275			結局、その背徳的な夢想は果たされず、 俺の中で、熾火のように静かに熱を発してた。
276	春希	Haruki	「雪菜…雪菜ぁ… は、ん、んぅ…ちゅ、ぷ…」
277	雪菜	Setsuna	「ぃぅぅ…う、うん… そこ、凄…春希くん、あ、わたし…あぁぁぁんっ」
278			今、雪菜をこの腕の中に抱え込み、 ずっと抑えてきた欲望がいきなり燃え盛ったかのように、 理性の欠片もない行為を、その柔らかな身体に施す。
279			雪菜についた俺の汚れを落としてあげるとか、 気持ちよくさせてあげるとか、 そんなのは単なる自分への言い訳に過ぎない。
280	雪菜	Setsuna	「っ…あ、あぁ…？ だ、駄目、やめて、もうやめて…もういいから。 あ、あ、あ…あああっ…ひぃぃっ、う、あはぁぁっ」
281			ただ、刻みたいだけ。
282			雪菜の、誰にも開いたことのない奥の奥まで、 俺の指と舌と、全てを届かせて…
283			雪菜を俺の… 俺だけの、女にする。
284	雪菜	Setsuna	「や、や、やだ…わ、わたし… なんだか、あ、ああ…ああ、もう、もうっ… 見ないで、聞かないで、こんな、こんなぁ…っ」
285	春希	Haruki	「見せて、聞かせて…雪菜。 ん…んぷ…は、あむ、ちゅ…」
286			雪菜のなかに、限界まで舌を突っ込み、 入り口を唇で覆い尽くし、思い切り吸い上げ、 親指で弾くように突起を苛める。
287			誰にも見せたことのない雪菜の溺れる姿を、 誰にも聞かせたことのない雪菜の限界の声を。
288			この体全てに、浴びるために。
289	雪菜	Setsuna	「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ…ああ…っ！？ あ、ああああああああああああああ～っ！ あ～っ、やあああぁぁぁぁぁぁぁぁ～…」
290	春希	Haruki	「っ…」
291			俺にかかってた雪菜の力が、 一気に強くなる。
292			太股はさらに俺の頭を強く挟み込み、 肩に食い込んだ爪が激しく掻きむしられ、 全身をがくがく震わせて、俺に押しつけてくる。
293	雪菜	Setsuna	「あぁぁ…いやぁぁぁぁ…ひぅっ、う、うぅ… な、なに…これ…はぁ、あっ、あっ、あっ… い、や、やぁぁ…違、違う、の」
294			ほんの少し吹き出した液が俺の顔にかかり、 残りは内股を垂れて、こぼれ落ちていく。
295			俺は、それすらも舐め取ろうと舌を伸ばし、 指先ですくって口へと運ぶ。
296			雪菜の、全てを味わう。
297	雪菜	Setsuna	「ふぁぁっ、あ、はぁぁぁ…ぅ、ぅぅ… も、だめ…立って…あ、あ、あ… ご、ごめん、春希くん、わたし…っ」
298	春希	Haruki	「あ…」
299			絶頂のとき、全身に力を込めて、 俺を強く拘束してた雪菜が…
300			今度はその全身の力を一気に弛緩させ、 俺から、ずり落ちていく。
301			肩を掴んでいた手が背中まで落ち、 俺を挟み込んでいた脚が床をすべり膝をつく。
302			俺と同じ高さになった視点は、 一瞬、遠くを見るような瞳でこっちを見つめると、 そのまま目を閉じ…
303			ゆっくりと、俺にすがりついてきた。
304	雪菜	Setsuna	「はぁっ、はぁっ、はぁっ… だ、駄目、もう駄目だよ…わたし」
305	春希	Haruki	「うん…」
306	雪菜	Setsuna	「は、はぁ、はぁぁ…っ、 あんなこと…春希くん、あ、あんなこと…ぉ」
307	春希	Haruki	「…気持ち良かった？」
308	雪菜	Setsuna	「…っ、し、知らない。 はっ、はぁぁ…も、もう…聞かないで」
309	春希	Haruki	「雪菜…」
310	雪菜	Setsuna	「ん…っ」
311			あんなに体をくねらせ、反らせ、 大きな声を上げ、激しく喘いでた雪菜は。
312			力を使い果たすと、やっといつもの… 恥ずかしがり屋の雪菜へと戻り、 ぎゅっと俺にしがみついた。
313	雪菜	Setsuna	「ちょっとだけ休ませて…このままで」
314	春希	Haruki	「いつまででも」
315			…やっぱり、とてつもなく可愛い。
316			………	.........
317	雪菜	Setsuna	「はじめてだった…あんな感覚」
318	春希	Haruki	「そう…」
319			しばらくは荒い息を吐いていた雪菜が、 やっと落ち着いたように、ゆっくり話し出す。
320			…膝立ちで俺にしがみついたままの姿勢は、 変えるつもりはないみたいだったけど。
321	雪菜	Setsuna	「春希くんに………されたところがびりびりってして、 それがあっという間に全身に拡がっちゃって… 天井が落ちてきたかと思った」
322	春希	Haruki	「そんな風になるんだ…」
323	雪菜	Setsuna	「うん… 自分だけじゃ、あんな風には」
324			男と女の身体のつくりは違うから、 多分、俺には理解できない類の感覚なんだろう。
325			でも、やっぱりその感覚は、 二時間前の行為では得られなかったってことで。
326			…なんて、そんなのは当たり前か。 あの時が、雪菜にとっては初めてだったんだから。
327			それよりも、愛撫の方で、 これだけ早くいっぱい感じてくれてる方が、 俺たちにとってはとびきりの僥倖…
328			………あれ？
329			『自分だけじゃ、あんな風には』
330	春希	Haruki	「自分だけで…したことあるのか？」
331	雪菜	Setsuna	「あ…っ」
332	春希	Haruki	「………」	"........."
333	雪菜	Setsuna	「………そんなこと聞くなんて、酷いよ」
334	春希	Haruki	「ごめん…」
335			それは明らかに失言だとはわかってたけど、 でも…あまりに興味があったから。
336			だから、雪菜の責めの言葉と、 背中に食い込む爪の感触くらいは、 最初から受け止めるつもりだった。
337	雪菜	Setsuna	「でもね、でも…」
338	春希	Haruki	「ん？」
339	雪菜	Setsuna	「もし、わたしがそんなことしてしまってたとしたら、 それは、あなたのせいなんだよ？」
340	春希	Haruki	「………ごめんな、雪菜」
341	雪菜	Setsuna	「謝る必要なんかないよ。 だって、ただのたとえ話なんだし」
342	春希	Haruki	「うん…」
343	雪菜	Setsuna	[F16「………けど、やっぱりあなたのせい」]
344			受け止める、つもりだった。 そして、償うつもりだ。
345			長い時間をかけて。
346	春希	Haruki	「そういえば、温まった？ もう寒くない？」
347	雪菜	Setsuna	「…熱い」
348	春希	Haruki	「はは…」
349	雪菜	Setsuna	「笑い事じゃないよぉ…もう」
350			それは体でも感じてた。
351			俺の目に映る雪菜の肌はほんのりと赤く染まり、 俺に触れてるところは、じわりと汗ばんでいた。
352			もう湯に浸からなくても、 風邪をひくなんてことはなさそうなくらい。
353	春希	Haruki	「それじゃ、そろそろ上がろうか。 もう眠れるんじゃないか？」
354	雪菜	Setsuna	「………」	"........."
355	春希	Haruki	「雪菜？」
356			そんななのに。 雪菜の身体は、もうとっくに火照ってるのに。
357	雪菜	Setsuna	「春希くんが…まだ温まってない」
358	春希	Haruki	「俺…？」
359			それでもまだ、俺の背中に回した手を 緩めようとはしなかった。
360	雪菜	Setsuna	「だから、今度は春希くんを温めてあげないと」
361	春希	Haruki	「いや、俺は」
362	雪菜	Setsuna	「寒いよね？」
363	春希	Haruki	「だから別に…」
364	雪菜	Setsuna	「今度は、わたしがあなたを、 『同じように』温めてあげる」
365	春希	Haruki	「………え」
366			その時俺は、気づいてしまった。
367	雪菜	Setsuna	「だから、ね、そこに寝て」
368	春希	Haruki	「………」	"........."
369			しこったままの、雪菜の胸の先っぽが、 俺の胸に触れているように。
370	雪菜	Setsuna	「…寒い、よね？」
371	春希	Haruki	「………うん」
372			ずっと固いままだった俺の先っぽが、 雪菜のお腹に触れていたことを。
373			………	.........
374	雪菜	Setsuna	「ぁ、ぁ…は、ぁぁぁ…」
375	春希	Haruki	「………」	"........."
376	雪菜	Setsuna	「はっ、はっ…はぁ、はぁぁ…ぁ、ぁぁ…」
377	春希	Haruki	「………」	"........."
378	雪菜	Setsuna	「はぁ、はぁ、はぁ…あ、あぁ…ぁぁぁぁ」
379	春希	Haruki	「雪菜…」
380	雪菜	Setsuna	「ひぅっ！？ な、な…なにっ？」
381	春希	Haruki	「あ、いや…ええと…」
382	雪菜	Setsuna	「あ…っ」
383			雪菜に促されるまま腰を下ろし、 無防備な下半身を彼女に晒してしまった。
384			雪菜はそこに覆い被さるように顔を近づけると、 しばらくじいっと俺のを見つめ、 恐る恐る触れ、そしてゆっくりと握り。
385			…そのまま、吐息だけを大きくしつつ、 躊躇したように動かなくなってしまった。
386	春希	Haruki	「その…やっぱり無理なら別に」
387	雪菜	Setsuna	「ち、違うんだよ！ これは、その…」
388	春希	Haruki	「いいんだよ。 雪菜のその気持ちだけで十分…」
389			それも無理はない。 というか、さっきの雪菜の提案そのものに、 相当無理があったんだと思う。
390			自分がされてる時、あれだけ恥ずかしがってた雪菜が、 急に自分からしてくれると言い出すこと自体が…
391	雪菜	Setsuna	「本当に怖いとかじゃないの！ ………むしろ、逆」
392	春希	Haruki	「逆？」
393	雪菜	Setsuna	「春希くんの…こんなに近くで見れて… すごく興奮してるの、わたし」
394	春希	Haruki	「っ！？」
395	雪菜	Setsuna	「あ…すごい。 今、またびくんって…」
396	春希	Haruki	「せ、雪菜…？」
397			…なんて、好意的に解釈して、 この場を収めようとしてた俺は、 今の雪菜の言葉で、とても治まらなくなってしまった。
398	雪菜	Setsuna	「ごめんね、はしたないこと言っちゃって。 びっくりした？」
399	春希	Haruki	「え、ええと、それは…」
400			そんなの当たり前だ…
401	雪菜	Setsuna	「でも、これがわたしの正直な気持ち…」
402			“あの”小木曽雪菜にこんなこと言われて、 冷静を保てるノーマルな男がいたら見てみたい。
403	雪菜	Setsuna	「実はね…すごく興味あったの。 春希くんの、とっても見たかったの」
404			…確かに雪菜は最初から、 結構、積極的に触ってきてた。
405			けど、そんな…
406	春希	Haruki	「さっきはあんなに恥ずかしがって…」
407	雪菜	Setsuna	「それはそうだよ… 見られちゃうのはとっても恥ずかしいよ。 …でも、見るのは別」
408	春希	Haruki	「な…」
409	雪菜	Setsuna	「されるのも、とっても恥ずかしい… でも、するのは別。 ううん、今わたし、とってもしたい」
410	春希	Haruki	「なん、で…？」
411	雪菜	Setsuna	「なんでって…したいからだよ？ 春希くんには、わからない？」
412			当たり前だ。 そんなの、わかるわけ…
413			………いや。
414	雪菜	Setsuna	「温めてあげたいなんて、あれは嘘」
415			俺だって…嘘だった。
416	雪菜	Setsuna	「気持ち良くしてあげたいとか…少しはあるけど、 でも、本音はそこじゃない」
417			相手のことを考えてるつもりだったけど、 でもそんなの、その状況になってしまうと、 あっという間に吹き飛ばされてしまってた。
418	雪菜	Setsuna	「自分が、したいから…」
419			自分の、純粋な欲望に。
420	雪菜	Setsuna	「想像してたんだ… わたし、『いつか春希くんとするはず』のこと、 ずっと昔から、たくさん想像してきたんだよ…」
421			俺の、三年間溜め込んだ妄想に。
422	雪菜	Setsuna	「春希くんに、キスをしたかった。 春希くんの裸を見たかった。 春希くんの身体に、触りたかった」
423	雪菜	Setsuna	「春希くんの…ここに…」
424	春希	Haruki	「っ…」
425			雪菜の指が、強く食い込んだ。
426			それは間違いなく、 こわごわでも、恐る恐るでもない、 誰にも干渉されてない、雪菜自身の明確な意志。
427	雪菜	Setsuna	「あなたと…同じだよ？」
428			俺の行為と、まるっきり同じだった。
429	雪菜	Setsuna	「春希くんだって、わたしの見たがったでしょ？ わたしの、触りたがったでしょ？ わたしの…なめたよね？」
430	春希	Haruki	「っ…」
431			しかも、見抜かれてた。
432	雪菜	Setsuna	「恥ずかしいでしょ？ …さっきのわたし、そういう気持ちだったんだよ？」
433	春希	Haruki	「ご…ごめん」
434	雪菜	Setsuna	「それじゃあ…いくね。 い、いくよ…春希くん？」
435	春希	Haruki	「せつ、な…」
436			雪菜は… 俺が世界一好きだった、あの頃の小木曽雪菜は…
437			結構お茶目で、何事にも興味津々で、 そして、思った以上に積極的な女の子だった。
438			普段は、中学時代の傷がもとで、そういう本性を隠し、 アイドルの仮面をかぶって日々を過ごしてた。
439			けれど、隠す必要のない相手には… つまり俺に対しては、いかんなくその本性を発揮して、 色々ときわどいところまで踏み込んできた。
440			自分から混浴してきたり、 自分から告白したり、 自分からキスをねだったり。
441			もしかしたら… それが、猫を被っていない本物の雪菜。
442			俺に潰されていない、あの頃のままの雪菜…
443	雪菜	Setsuna	「ん…んむ」
444	春希	Haruki	「う、あ…あああああっ！」
445			口に、含んだ…
446			雪菜が。 俺の、を。
447			俺の隣で切なく歌い上げていたあの唇が、 今はきゅっとすぼめられ、 俺の……に特化されたサイズと形になってる。
448	雪菜	Setsuna	「あ、あむ、む…んんんっ」
449			それどころか、 あれだけの観衆を魅了した歌を作り上げた全て… 唇だけじゃなく、舌も、喉も…
450			それらが有機的に連動し、 俺の性器を咥え、舐め、飲み込み… ただ俺を悶えさせるためだけに動いてる。
451	雪菜	Setsuna	「っ…熱い」
452	春希	Haruki	「あ、あ、あ…」
453			付属時代から、学園中の憧れの的で、 大学に入ってからも、注目され続けてた…
454			皆を魅了する歌声と、愛嬌と、 そして何よりも、はっと目を引く、 可愛らしさと綺麗の黄金比を実現した容姿。
455	雪菜	Setsuna	「あ、あむ…むぅ… は、春希、くん…どうかな？」
456	春希	Haruki	「い、いや…その… せ、雪菜…ぁ、ぁぁ…」
457			三日どころか三年見続けても飽きなかった。
458			どれだけ深い関係を結んでも、 照れ隠しですら可愛さを否定できない。
459			そんな女の子が…
460	雪菜	Setsuna	「ん、ちゅ…ちゅぅぅ…ん、んぅ… は、ぁぁ…んむ…ぷぁっ…は、はぁ…」
461			俺の股間に深くまで顔を埋め、 そそり立ったものを飲み込んでいるなんて…
462	春希	Haruki	「あ、ああ…あぁぁ… ちょっ、あ、く…ぅんっ」
463			小木曽雪菜がする行為としては、ありえない。 こんなの、壊滅的に似合ってない。
464			けれど彼女は、ちっとも嫌がらない。 それどころか…
465	雪菜	Setsuna	「ちゅぶっ…ぷぁっ…ん、ん…はぁ。 今、春希くんの動いたよ…口のなかで、ぴくって」
466	春希	Haruki	「っ…や、やめ…」
467			こんな扇情的な言葉まで駆使して、 俺のものにむしゃぶりつく。
468			だから似合ってない。 全然、雪菜らしくない。
469			なのに、なのに…
470	雪菜	Setsuna	「ちゅ、ちゅぅぅ…んっ… れろ…ぇろ…ん、ぷ… そっか…こんな味、なんだ」
471	春希	Haruki	「言うなって雪菜…っ」
472			なのに、可愛い。 めちゃくちゃいやらしくて、美しい。
473	雪菜	Setsuna	「あ～、もう…わたし、なんてことしてるんだろ。 春希くんの大事なところ、こんなふうにして。 ………はぁ、はぁ、はぁぁ…っ」
474	春希	Haruki	「っ、ぃ、ぅぅ…」
475			真剣な表情で、握った俺のものを見つめる雪菜。
476			その目は酷く淫靡で、 吐く息が強く俺の先っぽにかかり、 どう考えても普段の雪菜とは別人で。
477	雪菜	Setsuna	「誰にも、されたことないよね？ わたしが、初めてだよね？」
478	春希	Haruki	「そ、んなの…当たり前…っ」
479	雪菜	Setsuna	「うん… だから、一刻も早くしたかったの。 あなたの初めてに、なりたかったの」
480	春希	Haruki	「………え」
481	雪菜	Setsuna	「んぶっ…！ ん、く…んむぅ…ちゅぷ…ん、んっ」
482	春希	Haruki	「っ…あ、ああっ…」
483			でもそれは、やっぱり正真正銘の雪菜だった。
484			『わたしが、初めてだよね？』
485			『かずさにも…してもらったことなんかないよね？』
486	雪菜	Setsuna	「んんっ、んむっ…あ、あむ…ちゅぷ…は、ぁぁん。 んっ、んっ…んぅぅっ…」
487	春希	Haruki	「あ、あ…ぁぁぁっ、 せ、雪菜…せつ、なぁ…」
488			彼女が思ってることは、本当は俺にはわからない。
489			けどその表情に…
490			こんな身も蓋もないことしてる最中にでも時折顔を出す、 その、切なげで泣きそうな表情に吸い込まれていく。
491	雪菜	Setsuna	「ん、んむ…んぅぅ…あ、んぷっ…あ、ふぁ… ね、ねぇ…して欲しいことあったら、言ってね？」
492	春希	Haruki	「い、今のだけで… 雪菜が、してくれてるってだけで、俺…」
493	雪菜	Setsuna	「ん…それ、嬉しいな。 嬉しいよ…春希くん」
494	春希	Haruki	「雪菜…」
495	雪菜	Setsuna	「でもね… もっとワガママ言ってもいいんだよ？ …だって、わたし相手なんだから」
496	春希	Haruki	「え…」
497	雪菜	Setsuna	「んっ…んぅぅ…んんんんんっ！」
498	春希	Haruki	「っ…あ、あ…あっ！」
499			呟いた瞬間に、 雪菜が俺のを、喉の奥まで飲み込んだ。
500			その時、茎のところに前歯がこすられて、 根本の方にまで電流のように痛みが走ったけど…
501	雪菜	Setsuna	「ん、んぅ…あ、んむっ… んんっ、んんっ…くぷ…あ、むぅぅ…じゅぅぅ…」
502	春希	Haruki	「は、はぁ、はぁぁ…」
503			その後、断続的に襲い来るじわじわした快感で、 徐々にその痛みを和らげてくれる。
504	雪菜	Setsuna	「ちゅぅぅ…ん、んぅ…あ、んむ… んぷっ、はぁ、あ、んむぅ…ん…」
505			『わたし相手なんだから』か…
506			もしかしたら、 これは、雪菜にとっては、 全然、とんでもないことでも何でも…
507			だって本当なら、俺たちはこんなこと、 ずっと前から日常的にしてるはずだった。
508			それどころか、三年も経った今なら、 もっと凄いことしてたって全然おかしくなかった。
509			ボタンが一つ違っているだけで…
510	雪菜	Setsuna	「ん、んぷっ、ん、はぁぁ… は、はぁ、はぁぁ…ん」
511			雪菜はきっと、一刻も早く埋めたがってる。 俺たちの、三年間のブランクを。
512			もう、ゆっくり取り戻す気なんかない。
513	春希	Haruki	「雪菜…ここも」
514	雪菜	Setsuna	「う…うん。 うんっ。 あ、んむ…ん、むぅぅ…あ、あむ」
515			だから、俺がちょっと頼んでみただけで、 雪菜は躊躇せず、今度は袋の方を口に含んだ。
516			さっき痛そうな顔をしたのを見られてたのか、 唇と舌で優しく包み込み、 中に入っているものの形を確かめる。
517	雪菜	Setsuna	「ん、くぷ…は、ちゅぷ…むぅ、んむぅん… は、あむぁ…ん、くっ…は、ぁ、ぁん」
518	春希	Haruki	「は、あ、あ…うあぁぁ…っ」
519	雪菜	Setsuna	「ん、んむ…んぅぅん… 春希くん…これで、いいの？」
520	春希	Haruki	「あ、ああ…すご…っ」
521	雪菜	Setsuna	「はぁぁんっ、ん、ん…わはっは… は、あ、むぅぅ…ちゅぷ…ぇろ…ん、んん…」
522			俺の表情を見て、雪菜も同じように瞳を潤ませ、 舌と唇を使って、袋から茎の裏側まで舐め上げていく。
523			そして俺は、“あの”小木曽雪菜が作り出す、 信じられない淫靡な光景に、 さっきまでの彼女のように翻弄されっぱなしだった。
524	雪菜	Setsuna	「つ…んぅ、は、はぁ、ぁぁぁ…あ、んむっ、 ちゅぷ…は、あむぅぅ…ん、んっ…んぅぅ」
525	春希	Haruki	「は、ぁぁ、あああっ、う、く」
526			自分がされたときの受け止め方と、 自分がするときの意気込みとのあまりの矛盾。
527			お互いが、空想の中で思い描いてた行為が、 ここまで乖離してるのは多分、 お互いの方向性が恐ろしく一致してたせい。
528			きっと二人とも、 自分が相手に『する』ことしか考えてなくて、 相手が自分に『してくれる』ことを想像できなかった。
529	雪菜	Setsuna	「はぁ、あ、ん…ん、ぷぁ… んっ、んっ、んっ…んぅぅ…あ、あはぁ、あ、んっ」
530	春希	Haruki	「っ…せ、雪菜…あぁぁっ」
531			きっと俺たちは、互いに幻想を抱きすぎてた。
532			雪菜は、俺の生真面目さに、 俺は、雪菜の清純さに。
533			相手を、思いっきり異性として意識してたのに、 相手が自分をそう思ってくれてるって、 信じることができなかったんだ。
534	雪菜	Setsuna	「んぅぅっ、んむっ、ん、ん～っ！ はぁっ、あっ、あっ、あむっ…ん、ちゅ…じゅぷ、ん」
535			雪菜の唇が、ふたたび俺を根本まで飲み込む。
536			さっき以上に激しく、より奥に。
537			全体にたっぷり唾液をまぶして、 わざとみたいに大きな音を立て、 俺の先走りと一緒に喉の奥に飲み込み。
538	雪菜	Setsuna	「ちゅぷ…じゅ…んんんむ…んく…ぷぁ… ん…んくっ、あ、あむ…ちゅぅぅ…は、あぁ… んんっ、くっ、む、むぅぅ…んっ、んんんっ…」
539			指は袋を這い回り、中身をやわやわと揉み、 そこに溜まったものを発射口へと押し出そうと蠢く。
540			けれどその発射口は、 彼女自身の喉の粘膜でぴったりと塞がれていて…
541	春希	Haruki	「あ、あああ…雪菜…離れ…」
542	雪菜	Setsuna	「ちゅぷっ、ん、じゅ…んんっ、ぷぁぁっ… は、春希…くん… いいの…いいから…」
543	春希	Haruki	「い…いいって…雪菜っ、 あっ…あ～っ、あ、ああっ」
544	雪菜	Setsuna	「ぷぁっ、はむぅっ、んっ、んくっ、むぅぅっ、 はっ、あっ、んっ、くっ…くぅぅっ、ん、む～っ！」
545			ほんの一瞬離れたかと思うと、 『いいの』の一言を残して、 またすぐに、俺の先端と自分の喉を繋げる。
546			…その意図するところを考えるだけで、 また俺は、あまりの背徳感に天を仰ぐ。
547	雪菜	Setsuna	「んんっ、んんっ、んくぅっ… は、あ、ちゅぷ…ん、ん、んぅぅぅぅっ」
548	春希	Haruki	「う、あ、あ…や、やめ…っ」
549			雪菜のなかに出しただけじゃなく、 今度は、口にまで…
550			あの、白くてドロドロで熱い獣の液体を、 しかも、固くそそった異形の肉塊から…
551			雪菜の、小さくて、柔らかくて、艶めかしい、 芸術品のような繊細な唇のなかにねじ込んで…
552	雪菜	Setsuna	「はぁっ、はぁっ、あ、む…むぅぅぅんっ、 んっ、くぅんっ、ん…んんんんんっ！」
553	春希	Haruki	「は、あ…ああああああっ、 はぁぁぁぁぁ…っ！」
554	雪菜	Setsuna	「んむぅぅぅっ！？ んっ、ん～っ！ ぷぁっ、あ、あむっ、んんんんんん～っ」
555			その、思い描いた強烈なイメージに導かれるように…
556			その通りの結果を、雪菜の口中に解き放ってしまった。
557	春希	Haruki	「あっ…あっ………あぁぁ…っ」
558	雪菜	Setsuna	「んむっ、んっ、んぅ、ん～っ、 あ、あぷっ、はっ、あ、ん、んぅっ… あ、は、はぁぁぁぁ…」
559			どく、どくと脈打つ俺は、 相変わらず雪菜の口に含まれていて…
560			その脈動に合わせ、雪菜の唇や喉までもが、 びく、びくと連動して波打つ。
561	雪菜	Setsuna	「んっ、んっ………んく、こく…ぷ、ぷぁぁ… は、あ、あ…んんんんっ…んく…ぅ」
562			喉が、動いてる。 雪菜の喉が…
563			恍惚と目を閉じて、俺のをぱっくりと咥えたまま、 俺に激しく射精されるまま、 なにもかも、受け止める。
564			その表情と行為を目にすればするほど、 俺の快感が衰えることなく湧き上がり、 何度も何度も、喉奥への射精を繰り返す。
565	雪菜	Setsuna	「んっ…んく…は、あむ…ちゅぅぅ… んぷ…ぷぁ、は、あ、あむぁ…あ、んく…」
566			雪菜の口から、少しずつ、少しずつ、 俺のものが吐き出されていく。
567			根本までぐっしょり雪菜の唾液に濡れて、 けれど白い濁りはどこにも付着してなくて…
568	雪菜	Setsuna	「ん、ん…じゅぅぅぅ…じゅ、ぷ…ぅぅ… ん、んむ、んく…ん、んん…」
569			引き抜くときまで、雪菜は決して口を開かず、 茎にまとわりつく液を全て自分の中に収めようと、 舐め取り、吸い上げ、飲み込む。
570	春希	Haruki	「は、ぁぁ…ぁ…雪菜…ぁ」
571	雪菜	Setsuna	「ん、ん………ちゅぅぅぅ…んぷっ」
572	春希	Haruki	「っ…」
573			最後に、先っぽを強く吸い上げると、 ようやく雪菜は、俺から離れた。
574	雪菜	Setsuna	「ん、ん…ん………っくうぅ…っ。 は…はぁ、はぁ、はぁぁ…」
575			もう一度、大きく喉を動かして、 きっと喉に絡む白濁を、無理やり奥に押し込んだ。
576			目尻から涙をこぼし、 けれど口からは何もこぼさないように、 手のひらで押さえ込み。
577	春希	Haruki	「だ…大丈夫、か？」
578	雪菜	Setsuna	「………おあいこ」
579	春希	Haruki	「っ…」
580			なのに、雪菜は… そんなところで、無理やり悪戯っぽく笑ってみせた。
581			それはまるで、天使の慈愛の微笑み。
582			…人間の精液を口に残したままの、 純粋で色欲にまみれた、二律背反の天使の。
583	雪菜	Setsuna	「…気持ちよかった？」
584	春希	Haruki	「そ、それ、は…」
585	雪菜	Setsuna	「…って、さっき春希くん、 いきなり聞いてきたんだよ？」
586	春希	Haruki	「あ…」
587	雪菜	Setsuna	「ふふっ…だから、おあいこ」
588	春希	Haruki	「雪菜…」
589			あんな、人ですら恥ずかしく思うような、 完全に、小木曽雪菜というカテゴリから外れた はしたない行為をしたはずなのに。
590			今の雪菜は、さっきの雪菜よりも明るく、 そして、満たされた表情をしてた。
591	春希	Haruki	「…ありがとう。 初めてだった、あんなの」
592	雪菜	Setsuna	「自分だけじゃ、できないもんね？」
593	春希	Haruki	「………」	"........."
594	雪菜	Setsuna	「ね…春希くんは、自分だけでしたことある？」
595	春希	Haruki	「雪菜…」
596	雪菜	Setsuna	「ふふふっ…ごめんなさい。 けど、さっきわたしがどれだけ恥ずかしかったか…」
597			雪菜は、笑ってた。
598			日常から逸脱しまくった自分たちの行為に、 こう笑うしかなかったのかもしれない。
599			雪菜は、笑えてた。
600			だから、もういい。 俺たちは、もう大丈夫…
601	春希	Haruki	「俺はしたことあるよ、自分で。 雪菜のこと、思い浮かべながら」
602			そう信じられるほど、 俺のしたことは浅くなかった。
603	雪菜	Setsuna	「………」	"........."
604			せっかく微笑んでくれていた雪菜の表情が、 俺の、そのたった一言で悲しそうに歪む。
605	春希	Haruki	「偶然、雪菜に会ってしまった日とかさ、 夜、どうしても我慢できなくなって…」
606	雪菜	Setsuna	「春希、くん…」
607			それは、空気を読まない発言だったかもしれない。
608			今、雪菜にかけるべき言葉からは、 対極にあったのかもしれない。
609	春希	Haruki	「終わったあと、いつも泣きたくなった。 …あまりにも、カッコ悪くて」
610	雪菜	Setsuna	「それも、春希くんのせいだよ… ずっとわたしに指一本触れなかった報いだよ」
611	春希	Haruki	「辛かった、苦しかった… だから、そういう気持ちにならないように、 雪菜を避けてた…」
612	雪菜	Setsuna	「っ！ あなたに避けられた、 わたしの方が何倍も辛かった！」
613	春希	Haruki	「………ごめん」
614			けど…なんとなく言わずにはおれなかった。
615	雪菜	Setsuna	「何千倍も、苦しかったんだよ…っ」
616	春希	Haruki	「うん…」
617			雪菜に、本当に微笑んでいて欲しかったから。
618			ただ、表層だけの、一時的なだけの微笑みじゃなく、 いつも笑って欲しかったから。
619			だから今のうちに、 膿を全部出し切ってしまおうって。
620			お互い、隠してる心は全部晒して、 負の感情を全て昇華させてしまおうって。
621	雪菜	Setsuna	「春希くん… 春希くん、春希くん…春希、くん…っ」
622			雪菜がまた、しがみついてくる。
623			俺に負の感情をぶつけたばかりなのに、 それでも俺を求めて腕を伸ばす。
624	春希	Haruki	「ここだよ、雪菜…」
625			そして俺は、しっかりと抱き返す。
626			雪菜の言葉の刃が突き刺さっても、 決して逃げずに、正面から受け止める。
627	雪菜	Setsuna	「ごめん、ね」
628	春希	Haruki	「ごめん、な」
629			だって俺たち… もう、自分一人のものじゃないんだから。
630			これからは二人で、 ぶつかりあって生きていくんだから。
631			………	.........
632	雪菜	Setsuna	「ねぇ？」
633	春希	Haruki	「ん？」
634	雪菜	Setsuna	「もう、温まった？」
635	春希	Haruki	「…熱い」
636	雪菜	Setsuna	「ほんと、だ…」
637			雪菜が、俺の下半身に手を伸ばし、 さっきまで口に含んでいたものに、もう一度触れた。
638			それは、あれから数分も経っていないのに、 とっくにあの時の固さを…熱さを取り戻していて。
639	春希	Haruki	「雪菜、は？」
640	雪菜	Setsuna	「わたしも、まだ… 身体の奥から、熱さが止まらない」
641	春希	Haruki	「…本当だ、な」
642			俺も、雪菜の下半身をまさぐり、 さっきまで舌を入れていたところに、 もう一度、ゆっくりと指を差し入れる。
643	雪菜	Setsuna	「んっ…んぅ…」
644			俺のを愛撫してたせいだろうか…
645	春希	Haruki	「なぁ、雪菜」
646	雪菜	Setsuna	「んっ、ん、は、はぁぁ………なに？」
647			雪菜のそこは、さっき洗い流したはずなのに、 俺の指を、ぬるりと受け止めた。
648	春希	Haruki	「今度は、冷まそうか？」
649	雪菜	Setsuna	「っ…ん、んぅ…それ、いいかも。 このままじゃ、熱くて眠れないもんね？」
650			行き過ぎてしまった温め合いの果てに、 今度は逆に、昂ぶりを鎮めるために俺たちは抱き合う。
651			もっと、激しい行為をもって。
652			………	.........
653	春希	Haruki	「雪菜…」
654	雪菜	Setsuna	「ん？」
655	春希	Haruki	「自分で開いて…入れて」
656	雪菜	Setsuna	「…うん」
657			膝立ちで、俺の上にまたがり…
658			俺の求めるままに、 雪菜が自分の入り口に指をあてがい、 左右に割り開いていく。
659			そのまま、そそり立つ俺の先端に合わせ…
660	雪菜	Setsuna	「んっ…」
661	春希	Haruki	「入ってくとこ、見える…」
662	雪菜	Setsuna	「い、言わない、で…はぁぁぁっ」
663	春希	Haruki	「いいだろ、もう…？」
664	雪菜	Setsuna	「で、でも…恥ずかし…っ」
665	春希	Haruki	「だって俺たち、お互い隠すことも、 恥ずかしがることも、 もう何もないだろ？」
666	雪菜	Setsuna	「………入れる、ね」
667			雪菜が、俺のその言葉に納得したかどうかは、 その反応からはわからなかった。
668			けれどその後、 素直にゆっくり腰を下ろし始めてくれたのは、 つまり、多分そういうことで…
669	雪菜	Setsuna	「んっ… ん、く、んぅぅぅぅっ」
670	春希	Haruki	「っ…」
671			瞬間…
672			くちゅ、という粘り気のある音が浴室の中に響き…
673			雪菜が、俺を飲み込んだ。
674	雪菜	Setsuna	「はぁぁぁぁぁっ、あ…あぁぁぁぁ…」
675	春希	Haruki	「ん、く…」
676			二度目で、あれだけ指と舌でほぐして、 しかも垂れるほど濡れていた雪菜のそこは、 ゆっくりではあるけど、深くまで俺を受け入れる。
677			心が近づいて行くのは、 もう少し時間がかかりそうだったけど、 お互いの身体の方は、もう…
678	雪菜	Setsuna	「ん、あ…あぁぁぁぁ～。 は、はい…った。 春希くん、の」
679	春希	Haruki	「あ、あ…」
680			たった一日で、こんなに奥深くまで… 繋がって、混ざりあって、そして高めあう。
681	雪菜	Setsuna	「はぁ、はぁ、はぁぁ…あっ… はふぅ…ふぅぅぅぅ～」
682	春希	Haruki	「苦しい？ 大丈夫？」
683	雪菜	Setsuna	「ん…おなか、ちょっと変な感じ。 息苦しいような、そんなような…」
684	春希	Haruki	「…一度、抜くか？」
685	雪菜	Setsuna	「…ううん、いい。 ちょっとこのまま、動かないで」
686	春希	Haruki	「…わかった」
687			別にたった一度で、 身体を重ねることに、 余裕ができた訳じゃないけれど。
688			それでも今は、雪菜の反応を見て、 彼女の望みを尊重できるくらいにはなった。
689	雪菜	Setsuna	「ね………手、握って？」
690	春希	Haruki	「ん…雪菜」
691	雪菜	Setsuna	「は、ぁ…春希、くん」
692			だって俺たち、 独りよがりはもうやめたから。
693	雪菜	Setsuna	「春希くんの、熱い」
694	春希	Haruki	「雪菜の、だって」
695	雪菜	Setsuna	「…脈打ってる」
696	春希	Haruki	「雪菜の、なかだから」
697	雪菜	Setsuna	「うん… わたしの、なかだもんね」
698			お互いに、求めてること、望んでないこと、 しっかり伝えあい、心をすり合わせた末に、 ゆっくり気持ち良くなっていければいい。
699			…どうせそんなこと言ってられるの、 入れてすぐくらいの時だけだし。
700	雪菜	Setsuna	「動く、ね？」
701	春希	Haruki	「もう、大丈夫なのか？」
702	雪菜	Setsuna	「ん…んっ…くふぅっ…あ、ぁぁ…」
703	春希	Haruki	「っ…ん、く…」
704			雪菜が、宣言通り動き始めた。
705			両脚に力を込めて、繋いだ両手にも力を込めて、 俺の上で、ゆっくり腰をグラインドさせる。
706	雪菜	Setsuna	「はっ、はぁ、はぁぁ…あぁぁ…んっ」
707			その動きは、当然たどたどしくて、 俺にかかってくる刺激の方向も重みも全然不規則で。
708	雪菜	Setsuna	「あぁぁぁ…あんっ、ん、く、くぅっ… は、は…春希くん…こんなので…ど、どう？」
709	春希	Haruki	「あ、く…ぅ… ん…あ…い、いぃ…雪菜」
710			なのにそれはやっぱり、 掛け値なしに、いい。
711	雪菜	Setsuna	「そ、そ…そう？ ふぁっ、あっ、ああんっ…ん、くぅ、ぁ… よ、よかっ…ふぁぁぁぁっ」
712			雪菜が、俺の上にまたがり動いてくれてるって事実が。
713			雪菜の、襲い来る何かに耐えるような、 苦悶と恍惚の間にあるような艶めかしい表情が。
714			俺にとって、何物にも代え難い脳内麻薬になるから。
715	雪菜	Setsuna	「は、はぁっ、はぁぁ…あぁぁぁぁ…っ、 は、春希くん…は、はぁ、ぁぁ…」
716	春希	Haruki	「あ、あ…」
717			お互いの、快感に悶える顔を見ながら、 両手を使わず、身体を支えあい交わる、 もどかしくも優しいセックス。
718			俺も、なるべく雪菜を傷つけないよう、 ゆっくりと自分を動かしていく。
719	雪菜	Setsuna	「んっ、んぅっ、い、うぅ… あ、あ、あ…いい、んだね？」
720	春希	Haruki	「い、いい…雪菜…いい…っ」
721			雪菜の口の端からこぼれた唾液が、 俺の胸の上に垂れる。
722			そのまま、全身をしたたる汗に混じり、 俺たちを濡らしていく。
723			身体だけでなく、心までも。
724	雪菜	Setsuna	「ふぁぁぁっ、あ、あ～っ、 い、ぅん、うれ、嬉し…ひぁぁっ」
725			雪菜は、ずっと俺の顔ばかり見つめてる。
726			唇を半開きにして、惚けたような笑顔で、 多分、同じ表情をしてる俺の顔を…
727	雪菜	Setsuna	「やぁぁぁんっ、ん、んぅ、くぅぅっ…ぅ～っ、 ん、んぁ、ふぁぁ…や、もっと…もっ…と」
728			今の俺たちには、相手が快感に悶える表情こそが 一番気持ちいい。
729			相手が目を閉じ、歯を食いしばり、 思わず舌をはみ出させてしまうたびに、 どんどん興奮して同じ表情を作る。
730			どんどん、激しくなっていく。 雪菜も、俺も。
731	雪菜	Setsuna	「んっ…んっ、んっ、く…ふぁぁぁっ、 あ、ああんっ、い、いい…うぅぅっ…ぅんっ」
732			繋いだままの手に、雪菜の身体の重さがかかり、 そのままどんどん前屈みになっていく。
733			そうやって、俺に上半身を預け、 お尻を浮かせ、腰の動きの幅を広げる。
734			雪菜が、積極的に俺を貪ろうとする。
735	雪菜	Setsuna	「うあぁぁっ、ああっ、ああんっ、ひぅっ… あ、あ～っ、はぁぁんっ、ああ、は、はぁ…」
736	春希	Haruki	「う、んっ…あ、雪菜…はぁ、ぅ、ぁぁ…」
737	雪菜	Setsuna	「あああああっ！　あ、あ～っ、 や、や、あぁ…春希、くんっ、あ、それっ…ぃんっ」
738			だから俺も、少しだけ積極的に。
739			雪菜が深くまで飲み込んできた瞬間、 同時に、彼女の奥深くまで潜り込むように突き上げる。
740			二人の腰がぶつかりあい、 粘つき、けれど乾いた音が浴室に響く。
741			一度だけじゃなく、二度、三度と…
742	雪菜	Setsuna	「ああああっ、あああっ、ああっ、あっ… いぃぃぃぃ…あ、あぁ～っ、は、はぁんっ、ん～っ」
743			強くぶつかり、ゆっくり離れるとき、 俺のが抜け出るのに合わせて、雪菜の肉がめくれ上がる。
744			なかの赤い秘肉が少しだけ顔を覗かせ、 そのまま俺のと一緒に、 もう一度雪菜のなかに埋まっていく。
745			俺のが入るたびに、出るたびに… 雪菜のそこが、色と形と、湿り気を変えていく。
746	雪菜	Setsuna	「うあぁぁぁぁぁっ、あっ、あぁぁっ、あんっ… は、春希くん…見ないで、そこ、見ないで、ぇ… ひぅぅぅんっ、ん、ん～っ」
747			自分の身体の奥を覗き込まれている感覚に、 雪菜が被虐的な泣き声を上げる。
748			…けれど、覗かれてるのがわかるってことは、 雪菜も俺と同じものを見てるってこと。
749			だって雪菜の目は、さっきからそこを離れない。
750	雪菜	Setsuna	「あぁぁぁっ…や、こん、な… わたし、わたし…え、えぇ…？ やだ、も…違…はぁぁんっ、ん…だめ、ぇ…」
751			俺のが突き刺さり、雪菜の肉をねじ曲げるさまを。 雪菜のもう一つの口が俺の肉を貪欲に飲み込み、 唾液にまみれさせていくさまを。
752			ずっと、俺と同じように見てる。 俺と同じように、見て興奮してる。
753			だから、また唾液を垂らす。 俺の胸と…俺の下半身に。
754	雪菜	Setsuna	「ん…ぃぅっ、う、うぅ…ひくっ、あ、やぁぁ… は～、はぁぁ～、あ、あぅっ、う、く…いぃぃんっ」
755	春希	Haruki	「はぁぁ…あ、あ… あ、うっ、くぁ…」
756			二人とも、いつの間にか腰の動きをもっと速く、 ずっと深く、さらに強く、密着しあっていた。
757			指と指を絡めた二人の両手は、 血の気を失い、青白くなるほど強く握り合ってる。
758			欲情しまくった俺たちは、 相手の欲情しまくった顔と二人が繋がっている部分を見て 更に欲情し…
759			互いの快感を、激しく、深く、熱く高める。
760			冷めるわけなんかない。
761			汗が止まらない、鼓動が止まらない。 興奮が、止まらない。
762	雪菜	Setsuna	「ああっ、ああっ、あんっ…は、春希、くん… わた、わたし、わたしっ…ああ…ん、 さっき、より…あぁぁんっ」
763	春希	Haruki	「ああっ、あ、う、ん…お、俺、俺…も…っ」
764			…気持ちいい。
765			何度射精しても、それが彼女のなかである限り、 雪菜を求める欲望はおさまりそうにない。
766			雪菜の表情が、吐息が、声が、濡れた唇が、 火照った肌が、滑らかな手触りが、なだらかな曲線が、 柔らかな胸が、揺れる乳房が、固くしこった乳首が。
767			俺の脚を柔らかく叩き続ける丸いお尻が、 俺を挟み込んで艶めかしくうねる太股が、 俺を飲み込んで、開いたり閉じたりを繰り返す秘唇が。
768	雪菜	Setsuna	「ふぁぁぁっ、ああっ、やぁぁんっ、ん、ん～っ！ だ、だめ…こんな…いい…あぁぁ…ぁぁああんっ」
769			したたる汗が、唾液が、欲情のしるしの粘液が。
770			俺に垂れてぬめるだけで、 信じられないくらい、気持ちいい。
771			肉欲だけじゃない、純情だけじゃない。
772			二つの衝動が二人を高めあい、 俺を、またしてもこんなに早く導く。
773	春希	Haruki	「せ、雪菜…あ、あ…俺、俺…っ」
774	雪菜	Setsuna	「ん、んぅっ、は、あ、あ…あんっ、 わたし、わたしは…もう、だめぇ…」
775			雪菜までも一緒に連れて行くことは、 まだ難しいかもしれないけれど…
776			でも、たった一日でここまで一緒に昇ったなら、 きっと、すぐ近いうちに…
777	春希	Haruki	「うぅっ、あ、ああ、あぁぁ… あ、あ、あ、あ…っ」
778	雪菜	Setsuna	「あ、あ…っ！ は、春希くん…おっき… あぁぁ…あぁぁぁぁっ、あっ、あっ、あっ…」
779			俺の限界の予兆を感じたのか、 雪菜のなかがきゅっと締めつけ、 受けとめる準備をする。
780			それと同時に、俺たちの繋がりが、 雪菜の一番奥にまで届いて…
781	春希	Haruki	「あ、あ、あ…う、はぁぁぁぁ…っ！」
782	雪菜	Setsuna	「あ、あ～…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！ はぁぁぁぁっ、うぅっ、う、んんんんん…ん～っ！」
783			そこで、一気に爆発する。
784	春希	Haruki	「はぁっ、あっ、ああぁぁぁ…」
785	雪菜	Setsuna	「いあぁぁぁ…ああ…あ、んくっ… あっ、あっ…で、出て…はぁぁんっ、ん、ん～っ」
786			雪菜のなかに、 俺の欲望の全てを思いっきり吐き散らす。
787			そして雪菜のなかは、 そんな俺の理不尽な暴発を、 無条件で奥深くまで受けとめる。
788	雪菜	Setsuna	「あぁぁ…ぃぁぁぁぁ… あっ、ああっ、あああんっ、ん、んぅ…ぃ、う、ぃぃ…」
789			雪菜は、がっくりと肩を落とし、 脱力したように…
790	春希	Haruki	「は、はぁ、はぁぁ………あ」
791	雪菜	Setsuna	「う、うぁ…で、でて…はいって…ふぁぁ… は、春希くんの…まだ、出…ひゃうっ…あ、あぁぁ…」
792			けれど実は、視線を俺たちの結合部に向け、 そこを食い入るように見つめていた。
793			俺が、びくびくと収縮したり、 雪菜が、それに併せて拡がったり締めつけたり… そんな、俺たちのなかで今、唯一動いている部分を。
794			雪菜のなかからとろりと溢れ出て、 俺の根本にまで垂れ落ちる白い粘液を。
795	雪菜	Setsuna	「んっ…んぅ…熱っ、 まだ、まだ出て…あっ、はぁんっ、ん、ふぅ… はふ、ふぅぅ………あ、あぁ…すごぉぃ」
796	春希	Haruki	「せ…雪菜」
797			雪菜の瞳は、夢見心地で… けれど、そんな激しい凌辱の痕を、 食い入るように見つめてて。
798	雪菜	Setsuna	「あぁぁ…わたし、わたし… また、春希くん、受け止めた………よね？」
799	春希	Haruki	「あ…ああ」
800	雪菜	Setsuna	「はぁぁ…あぁぁぁぁ… した…また、しちゃった…はぁ、はぁぁんっ」
801			そして、やっぱりまだ激しく興奮してた。 心も身体も、熱い、ままだった。
802			………	.........

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